教員名 : 高垣 秀光
|
授業科目名
版画制作演習
開講年次
2年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-SF-224S
担当教員名
高垣 秀光
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画(映像メディア表現を含む) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
〔授業の目的〕
版画の歴史と各版種の原理を理解すること。 水性木版画とシルクスクリーン技法の初歩的技術を修得し、版画制作ができるようになること。 〔受講生の到達目標〕 ・到達目標1 制作計画(下絵から版の制作・刷りまで)をたて、版画制作を実践できること。 ・到達目標2 版画の特徴を生かした絵画表現ができること。 ・到達目標3 積極的にデスカッションに参加したり、制作意図をプレゼンテーションできること。 【授業の概要】
・版となる素材とそれを扱う様々な技法を体験しながら、どのように平面のイメージに展開させるかを学ぶ。
・版が立体であることをより理解できるよう、凸版(木版)凹版(銅板)孔版(シルクスクリーン)を主に用い版による平面表現の可能性を探る。 ・版の持つ複数性を理解し、様々な可能性に展開させる方法を演習する。 【授業計画と授業の方法】
〔授業計画〕
第1回 版画概論・版画の歴史と版画の原理『講義』 【水性多色木版画の制作】 第2回 水性多色木版画の原理と制作工程の説明、制作計画をたてる『講義・演習』 第3回 下絵の制作、版分けして、各版木に転写する『演習』 第4回 彫刻刀の説明と彫り方とその摺り効果の説明、版木の彫りの実習『講義・演習』 第5回 各版木の彫り①『演習』 第6回 各版木の彫り②『演習』 第7回 試し摺り①『演習』 第8回 版の修正と試し摺②『演習』 第9回 本摺りして、版画制作を完成する『演習』 【シルクスクリーンによる製品(Tシャツ・バッグ・コースターなど)の制作】 第10回 シルクスクリーン版画技法の原理と説明、制作計画を立てる『講義・演習』 第11回 下絵とポジフィルムの制作『演習』 第12回 感光乳剤の塗布と感光機による製版『演習』 第13回 紙への試し刷り『演習』 第14回 製品にプリントする『演習』 第15回 講評『ディスカッション』 〔授業の方法〕 制作意図と制作計画について個別にディスカッションして制作をすすめる。 講評時には各自の作品テーマを話してもらい、どの程度達成できたかを自己確認する。 テキスト・参考書
オリジナルテキスト使用・蔵書から随時抜粋しプリント配布
授業時間外の学修
〔事前学修〕
画集などで事前にどのような版画があるのか、調べておく。 〔事後学修〕 版画の原理や特徴が専攻する分野の制作に生かせるか考慮してみる。 制作した版画をパソコンに取り込んでデザインとして展開する。 制作した版画を下地として絵画に展開するなど。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
版画制作技術への積極的な取り組みを評価する(40%) 提出作品の独自性と完成度で評価する(60%) (成績評価の基準) ・到達目標1. 水性木版画・シルクスクリーンプリントの版画制作技術を習得できている。 ・到達目標2. 版画の特性を生かした表現ができるようになる。 ・到達目標3. 積極的にデスカッションに参加したり、制作意図をプレゼンテーションできるようになっている。 備 考
・材料費として実習費4,000円が必要です。
・第1回のオリエンテーションで抽選を行うので、履修を希望する学生は必ず出席すること。 担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習
|