シラバス情報

授業科目名
美術解剖学
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-SF-112L
担当教員名
今井 良枝
担当形態
メディア授業
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)人体の構造について学び、解剖学的知見をそれぞれの制作に応用する力をつける。
(受講生の到達目標)
 到達目標1;人体を構成する「骨」や「筋」について学び、その機能や美しさを各々の視点で発見する。
 到達目標2;学んだ解剖学的知見を応用し、自分なりの視点を持った作品を制作することができる。
 到達目標3;制作した解剖学の応用作品について、どのように応用したか説明できる。
       
【授業の概要】
アニメや映画のキャラクター、工業デザインなど身近なものをとりあげて、解剖学をできるだけわかりやすく解説する。説明を聞きながら配布プリントの解剖図に書き込みや彩色をしていくと、解剖学の理解が深まるとともに、自分だけの教科書(カラー版)をつくることができる。解剖学を学んだ後で、作品制作を通して解剖学的知識の応用を体験する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 なぜ美術解剖学が必要なのか?(講義)
第 2回 全身の構成(講義)
第 3回 骨学概論(講義)
第 4回 頭部の骨(講義)
第 5回 脊柱(講義)
第 6回 胸郭(講義)
第 7回 上肢の骨格(講義)
第 8回 下肢の骨格(講義)
第 9回 筋学概論(講義)
第10回 頭頚部の筋(講義)
第11回 体幹の筋(講義)
第12回 上肢の筋(講義)
第13回 下肢の筋(講義)
第14回 皮下組織(講義)
第15回 制作への応用(講義、課題)

(授業の方法)オンデマンドで行い、毎回授業内でミニテストを課し、それに回答を求める。配布プリントの解剖図への書き込みや彩色などの作業状況を確認しながら進めていく。※受講生の理解度や関心により一部内容を変更することがある。
テキスト・参考書
【テキスト】プリントを配布。※授業前に各自ポータルサイトからダウンロードする。
【参考書】授業の中で紹介する。参考までに、
「プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系」(監訳:坂井建雄/松村讓兒)
「骨単〜語源から覚える解剖学英単語集〜」(河合良訓/原島広至)
「肉単〜語源から覚える解剖学英単語集〜」(河合良訓/原島広至) など
授業時間外の学修
【事前学修】プリントや参考書で予習。
【事後学修】解説を聞いて色を塗ったプリントを見ながら復習する。
成績評価の方法と基準
◆第15回で出された課題の中で、以下のことが達成されている。
 到達目標1;人体構造の機能や美しさについて、独自の視点で意見が述べられている。
 到達目標2;解剖学の知識を応用して、自分なりの視点を持った作品を制作している。
 到達目標3;上記作品について、解剖学をどのように応用したか、文章や図で説明している。
※課題は指定期日までに提出すること。じっくり授業に取り組み、自分なりの視点を持った課題を高く評価する。
備  考
◆美術解剖学の授業は、ただ単に体の構造の知識を得るのではなく、人体の機能や美しさなどに感動することに大きな意味があると思っている。驚きや感動、知りたいと思う気持ちを大切にしつつ、授業に臨んで欲しい。
※作品制作に必要な道具と色鉛筆(12色程度)を準備。

【資料・動画コンテンツによるオンデマンド授業を実施】
(配信にポータルとTeamsを利用予定)
※スマートフォンでは画面が小さく資料が見づらいので、パソコンでの受講を推奨する。

担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による授業