教員名 : 多田羅 景太
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授業科目名
デザイン史Ⅱ
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-SF-110L
担当教員名
多田羅 景太
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
デザイン史1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
20世紀前半のモダニズム運動以降、現在のデジタル社会におけるデザインの課題まで、主に20世紀中盤から現在までのデザイン史の流れを把握し、各時代に生み出されたデザインへの理解を深めることを目標とする。 (受講生の到達目標) 到達目標1:近代デザインの史的展開を把握できる。 到達目標2:各時代の社会・文化的背景を理解し、かつデザインを理解することができる。 到達目標3:デザインに関する多様な見方の理解を深め、デザインと社会、そして私たちの生活との関わりについて主体的に考えることができる。 【授業の概要】
この授業では、20世紀前半のモダニズム運動以降、今なお市場に残り続けるミッドセンチュリーのデザイン、そしてポストモダンといったスタイルの変化を経て、現在のデジタル社会におけるデザインの課題まで、主に20世紀中盤から現在までのデザイン史の流れを概観する。時代と共に変化してきた「デザイン」の社会的役割を理解するためには、各時代のデザインの産物とそれを受容した社会との関係を理解することが不可欠である。また、現代社会におけるデザインの文脈を正確に理解し、さらには未来のデザインを考える上でも、デザイン史の基礎的知識は様々なヒントを与えてくれるであろう。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:ガイダンス、アメリカのデザイン(ミッドセンチュリーのデザイン) 第2回:北欧のデザイン1. (ミッドセンチュリーのデザイン) 第3回:北欧のデザイン2. (ミッドセンチュリーのデザイン) 第4回:スイス・スタイルと戦後ヨーロッパのデザイン(ミッドセンチュリーのデザイン) 第5回:ポップカルチャーとアートディレクション(ミッドセンチュリーのデザイン) 第6回:プラスチック製品と知育玩具(ミッドセンチュリーのデザイン) 第7回:オリンピックとデザイン(ミッドセンチュリーのデザイン) 第8回:メンフィスと脱構築(ポストモダン以降) 第9回:ライフスタイルショップとマーケティング(ポストモダン以降) 第10回:家電とモビリティ(ポストモダン以降) 第11回:ユニバーサルデザイン、技術と形態(ポストモダン以降) 第12回:アップルの登場とDTP(デジタルデザインと現代的課題) 第13回:インターネットとデザイン(デジタルデザインと現代的課題) 第14回:サステナビリティとジェンダー(デジタルデザインと現代的課題) 第15回:まとめ (授業方法) 本講義授業ではスライドを用いて詳細を解説しながら、テキストとして使用する『カラー版図説デザインの歴史』(学芸出版社)を読み解いていきます。 テキスト・参考書
テキスト:カラー版図説デザインの歴史(学芸出版社)
参考資料:デザイン史を学ぶクリティカルワーズ(フィルムアート社)、流れがわかる!デンマーク家具のデザイン史(誠文堂新光社) 授業時間外の学修
各回の授業で取り上げるテキストの箇所を事前に一読しておくこと。
成績評価の方法と基準
授業参加度30%および期末レポート70%により評価する。
備 考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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