教員名 : 西嶋 亜美
|
授業科目名
美学
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期、2023年度後期
単位数
4.00単位
科目ナンバリング
J-RE-111L/A-SF-101L
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの表現を含む) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
比較芸術論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
「芸術」とは、何でしょうか?あるいは「美」とは、「感性」とは?それらは歴史の中でどのように論じられ、いかに芸術の実践と関わってきたのでしょうか。これがこの授業のテーマです。 (受講生の到達目標) 到達目標1;西洋の美学や芸術に関する議論を概観し、基本的な知識を獲得すること。 到達目標2;講義で得た知識や日頃の経験をもとに、美や芸術についての考えを言語化し展開できること。 到達目標3;幅広い思想や芸術に触れ、広い視野と自らを客観的に位置づける考え方を身に付けること。 【授業の概要】
講義では、私たちも日ごろ経験している「美」や「感性」について論じた美学の理論や、それぞれの時代の芸術実践と密接に関連した芸術理論を、おおまかに年代順に概観します。関連する古今の芸術作品や、身近な話題にも触れつつ、実際に経験しながら、自分に引き付けて考えることを重視します。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 オリエンテーション:美学・芸術学の対象…[講義] 第 2回 古代ギリシャ・ローマの議論(1)概観 、プラトン…[講義] 第 3回 古代ギリシャ・ローマの議論(2)プラトン、アリストテレス…[講義] 第 4回 古代ギリシャ・ローマの議論(3)プロティノス、小括…[講義・ディスカッション] 第 5回 中世の美と芸術(1)概観 ...[講義] 第 6回 中世の美と芸術(2)トマス ...[講義] 第 7回 ルネサンスの芸術論(1)概観 ...[講義] 第 8回 ルネサンスの芸術論(2)アルベルティ...[講義] 第 9回 ルネサンスの芸術論(3)レオナルド・ダ・ヴィンチ ...[講義] 第10回 ルネサンスの芸術論(4)ヴァザーリ、芸術ジャンルの比較 ...[講義・ディスカッション] 第11回 宗教改革・対抗宗教改革と美術理論 ...[講義・ディスカッション] 第12回 17世紀の芸術論(1)概観 ...[講義] 第13回 17世紀の芸術論(2)イタリア ...[講義] 第14回 17世紀の芸術論(3)フランス・アカデミー...[講義] 第15回 前期のまとめ ...[講義・ディスカッション] 第16回 後期オリエンテーション...[講義・ディスカッション] 第17回 18世紀の美学と芸術論(1)美学のはじまり ...[講義] 第18回 18世紀の美学と芸術論(2)フランスの議論 ...[講義・ディスカッション] 第19回 18世紀の美学と芸術論(3)カントの美学(1)...[講義] 第20回 18世紀の美学と芸術論(4)カントの美学(2)...[講義] 第21回 18世紀から19世紀へ(1)イギリス ...[講義] 第22回 18世紀から19世紀へ(2)ドイツ、フランス...[講義] 第23回 19世紀の美学と芸術論(1)フランス ...[講義・ディスカッション] 第24回 19世紀の美学と芸術論(2)ドイツ ...[講義・ディスカッション] 第25回 20世紀の美学と芸術論(1)世紀転換期の議論 ...[講義] 第26回 20世紀の美学と芸術論(2)モダニズム ...[講義] 第27回 20世紀の美学と芸術論(3)ポストモダニズム...[講義・ディスカッション] 第28回 現代の芸術と諸問題(1)フェミニズムとジェンダー ...[講義] 第29回 現代の芸術と諸問題(2)芸術と現実 ...[講義・ディスカッション] 第30回 まとめとフィードバック ...[講義] (授業方法) プロジェクターとスクリーンを使用し、重要事項と図版のスライドを示しながら講義を行います。 受講生は、講義資料に重要事項を書き入れつつ聴講し、時折グループディスカッションに参加し、内容に基づく課題に取り組みます。 テキスト・参考書
テキストは使用せず、講義資料を配布します。
参考書は随時紹介します。 授業時間外の学修
日頃から芸術に親しみ、様々な作品に触れる機会を作ってください。また、自分の感じたことや心惹かれるものについて、言葉で考えてみましょう。
(事前学習)特に必要ありません。 (事後学習)課題を参考に、講義資料を復習し、理解できなかったところを明らかにして次回講義に臨んでください。また、気になる作品や事項については、積極的に参考図書などを利用して調べてみましょう。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業参加と授業中の課題(60%)、学期末試験(40%) (成績評価の基準) 到達目標1;美学や芸術論の基本的かつ重要な知識を、課題や試験において適切に用いることができる。 到達目標2;課題や試験の問いを出発点に、講義内容や日頃の経験で得た美や芸術についての考えを自分の言葉で記述できる。 到達目標3;課題や講義内の活動において、積極的に情報収集や意見交換を行うことで、制作や研究に向けて考えを深められる。 備 考
不明な点・もっと知りたい点などは、お気軽にご相談ください。
担当教員の実務経験の有無
×
実務経験の具体的内容
|