キャリア形成演習

2年

2023年度後期

2.00単位

G-LC-211S

八木　力俊

単独

キャリア形成入門

インターンシップ

（授業の目的）
　この授業の目的は、学部を超えた学生同士との演習を通じて、キャリアを形成していくための基盤となる、「基礎的・汎用的能力」を身につけることです。

（受講生の到達目標）
到達目標１．自分の強みと弱みを理解し、将来を見据えた計画を立てることができる。
到達目標２．対話を通じて視野を広げ、他者との協力や問題解決に取り組むことができる。
到達目標３．働く意味を理解し、就職に向けて情報収集や行動することができる。

　この授業は、自分が社会ではどのように働き、どんな人生を送りたいのかという、自律・自立した「自分らしい生き方」をデザインして実践できる知識や方法を学びます。終身雇用・年功序列・右肩上がりといった、会社がキャリアを保障する時代から、キャリアの自律を求められる時代に変化した今、大学時代から自分のキャリアをデザインすることが求められています。自己分析や演習を通じて将来への目標設定を行い、社会化への意識を高めることや、受講生同士の「対話」、「課題解決」、「プレゼンテーション」等を行い、コミュニケーションスキルの向上を目指して取り組みます。
　なお、受講人数や状況により、演習内容等が変わる場合があります。

（授業計画）
第１回：オリエンテーション
　　　「講座の進め方」「キャリアについて」他（講義）
　　　（事前学修）「キャリア」の意味についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第２回：プレ演習(1)
　　　「チーム編成」、「自己紹介」他（講義、演習）
　　　（事前学修）「自己紹介シート」を完成させてくること（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第３回：プレ演習(2)
　　　「ミーティング技術」「ファシリテーション」他（講義、演習）
　　　（事前学修）「ファシリテーション」についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第４回：プレ演習(3)
　　　「課題の設定と進行方法」他（講義、演習）
　　　（事前学修）「問題と課題」の意味についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第５回：プレ演習(4)
　　　「チーム内演習」他（演習）
　　　（事前学修）演習に向けて前回の学びを再確認してくること（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第６回：クラス内発表会(1)
　　　プレゼンテーション
　　　（事前学修）プレゼンに向けて練習してくること（約60分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第７回：プレ演習(5)
　　　「リフレクション、ディスカッション演習」他（講義、演習）
　　　（事前学修）プレゼンの感想や改善点についてクラス内共有できるようまとめてくること（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第８回：本演習(1)
　　　「企業研究の方法」他（講義）
　　　（事前学修）気になる企業についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約40分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第９回：本演習(2)
　　　「企業担当者からのプレゼンと質疑応答」他（講義）
　　　（事前学修）企業情報についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約60分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第10回：本演習(3)
　　　　課題発見の方法について（講義、演習）
　　　（事前学修）「SDGｓ」の意味についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約40分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第11回：本演習(4)
　　　「プレゼンテーション概論、資料作成」他（講義、演習）
　　　（事前学修）「ＡＩＤＭＡの法則」についてインターネットや書籍で調べ、文章にしておくこと（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第12回：本演習(5)
　　　「企業担当者へのヒアリング」他（演習）
　　　（事前学修）企業担当者への質問を考えてくること（約30分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第13回：本演習(6)
　　　「プレゼンテーション準備、資料作成」他（演習）
　　　（事前学修）プレゼンテーション資料を準備してくること（約60分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第14回：クラス内発表会(2)
　　　　全体のプレゼンテーション（クラス内、プレゼンテーション）
　　　（事前学修）プレゼンテーションの発表を練習してくること（約60分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）
第15回：まとめ
　　　「発表の振り返りと今後に向けて」他（演習）
　　　（事前学修）プレゼンテーションのふりかえりをしてくること（約60分）
　　　（事後学修）リフレクションシートへ講義の学びをまとめておくこと（約30分）

　※ 授業内容は、協力先の企業の都合や社会情勢などの影響により変更することがあります。

（授業の方法）
講義は、テキストの内容について教員が講義し、その後、受講生が実践する形で授業を進めます。基本的には教員と
　　　　学生や学生同士がインタラクティブ（双方向）で対話をしながら進めていきます。
演習は、教員が用意した課題解決のテーマや、実際に企業の方をお招きして事例を説明してもらい、クラスメイト
　　　　同士で解決策を考えるなどのワークを行います。
プレゼンテーションは、クラスメイト同士で話し合った内容を発表します。グループ内で行うものと、クラス全体に
　　　　向けて行うものがあります。

必要に応じて、レジュメを配布します。

上記シラバスの各回の説明を参考に、事前、事後の学修を行ってください。

（成績評価の方法）
中間プレゼンテーション（20%）
最終プレゼンテーション（60%）
授業中の発言や質問、参加態度（20%）

（成績評価の基準）
１．演習に取り組み、課題解決を通じて、将来を見据えた計画を立てることができる。
２．企業の課題に対して、メンバーと話し合いながら解決策を導き出すことができる。
３．プレゼンテーションスキルを学び、発表を通じて学びを体現することができる。

〇

キャリアカウンセラーの経歴を持つ教員による実践的な授業