教員名 : 小泉 伸
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授業科目名
ファイナンシャル・プランニング
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-103L/G-SS-132L
担当教員名
小泉 伸
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業の目的は国家資格のファイナンシャル・プランニング技能士3級に合格できる水準の学力が得られるようにすることです。ただあくまで資格の取得が目的ではなく、社会保険制度や経済社会の仕組み、税制などの基礎を学ぶことにより、専門科目への移行のための下地を作ります。 (受講生の到達目標) 到達目標1:経済社会の仕組み、企業の役割を理解し、株価収益率等の計算など経営分析・財務分析ができる。 到達目標2:所得税、住民税の仕組みを理解し、いくつかの基本的な具体例で所得税の計算ができる。 到達目標3:相続・贈与の仕組みを理解し、いくつかの基本的な具体例で相続税、贈与税の計算ができる。 【授業の概要】
自らの人生設計を自己責任で行わなくてはならない現代社会において必要となる年金、保険、金融、税金、不動産、相続の6つの知識を総合的に学習するのがファイナンシャル・プランニングです。これらは専門教育の基礎となるとともに、社会に出てからも無駄にはならない知識です。この授業ではファイナンシャル・プランニング技能士3級の参考書を用いて、特に年金等の社会保険制度、資産運用の基礎となる金融制度、国や地方自治体が公的サービスを提供するための税制、事業継承のための相続に絞って学習します。
また授業では国民年金の学生納付特例といった大学生に関係の深い制度に加えて、地方自治体が提供している生活福祉資金貸付制度や安定的な資産形成を促進するための勤労者財産形成貯蓄制度といった、知っておくと将来活用できると思われるさまざまな支援制度についても解説を行います。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 ファイナンシャル・プランニングの履修にあたって 第 2回 ライフプランニング(生涯生活設計)について 第 3回 社会保険制度について 第 4回 公的年金制度について 第 5回 厚生年金制度および準公的年金について 第 6回 金融資産運用について 第 7回 金融機関が取り扱う金融商品 投資信託と債券について 第 8回 株式投資とその他の金融商品について 第 9回 日本の税金制度について 第10回 所得税の計算方法について 第11回 所得税の計算方法 損益通算と所得控除について 第12回 所得税の計算例について 第13回 相続と事業継承について 第14回 相続税の計算方法について 第15回 相続税の計算について(続き) (授業の方法) 授業はすべてスライドを用いて教員が講義する形で行います。また必要に応じてファイナンシャル・プランニング技能士の過去問や行政機関が公開している資料を配付して、講義資料に含めることができなかった事項の捕捉説明に用います。講義で使うプレゼンの資料は事前に教材フォルダに上げますので、事前学修に活用してください。また定期的に小テストを行います。小テストは採点の後に返却するとともに、模範解答を教材フォルダに上げますので事後学修に利用してください。 テキスト・参考書
『史上最強のFP3級テキスト 23−24年版』,高山一恵 監修,オフィス海 著,ナツメ社
授業時間外の学修
(事前学修)
テキストの該当箇所を読むことにより予習を行ってください。 (事後学修) 授業中に配付した講義資料を読んで復習を行ってください。また小テストは採点後に返却しますので、間違っていた箇所があればテキストや講義資料をもとに見直してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業毎の小テストを20点、期末試験の点を80点として、総合して成績評価とします。 (成績評価の基準) 到達目標1:株価収益率等の財務指標が正しく計算できている。 到達目標2:所得控除、税額控除等を正しく挙げることができており、所得税の計算ができている。 到達目標3:法定相続等の相続の仕組みが理解できており、相続税の計算問題が解けている。 備 考
税制や法律は頻繁に見直しが行われており、それに合わせて教科書の内容も毎年変更になります。必ず最も新しい教科書を入手するようにしてください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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