教員名 : 名倉 周平
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授業科目名
ドイツ語2
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-112L
担当教員名
名倉 周平
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ドイツ語1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
前期ではドイツ語の発音と、言語では重要な品詞となる動詞・名詞・冠詞を中心に学んできました。後期では前期で学んだ内容を踏まえてさらに深い内容を学んでいきます。特に前置詞を用いた表現、助動詞を用いた表現、現在形以外の時制表現等ができるようになること、また前期に引き続きより広い教養と国際感覚を身に付けることがこの授業の目的です。日常表現は具体的な生活の場での表現を身に付けていきます。
(受講生の到達目標) 到達目標1;ドイツ語特有の動詞や語順を理解し、実際にドイツ語で文を作ることができる。 到達目標2;ドイツ語の助動詞を用いた表現や命令表現、時刻の表現ができる。 到達目標3;ドイツ語を用いて過去形や現在完了で日常表現ができる。 到達目標4;少しまとまったドイツ語の文を読むことができ、その内容に関して質疑応答ができる。 【授業の概要】
前期ではドイツ語の発音と動詞・名詞・冠詞、また簡単な日常会話を中心に学んできました。後期では前期で学んだことを踏まえてさらに発展した内容を学んでいきます。文法事項としては、助動詞・前置詞・命令形などを学んでいきます。また会話表現はさらにいろいろなシチュエーション(実際に旅行をする場面など)が登場します。教科書では第6課から第8課の内容となります。さらに後期の後半では私が用意する教科書外の補助教材を用いて過去形や現在完了なども学んでいきます。
【授業計画と授業の方法】
第1回:オリエンテーション・前期の復習
第1回目の授業は前期で学習してきた動詞の現在人称変化、名詞と冠詞の格変化などの復習を行います。(講義 中、演習、フィードバック) 第2回:話法の助動詞(1) 第2回目の授業は文法的な解説を中心に授業を行います。内容は話法の助動詞です。話法の助動詞という名前は あまり馴染みがないかもしれませんが、英語のcanやmustなどに当たるものだと考えてください。ここではドイ ツ語独特な語順が登場します。いったいどのようなものでしょうか?!(講義中心) 第3回:話法の助動詞(2) 第3回目の授業は第2回の授業の続きとなります。前回学習した話法の助動詞以外のものを見ていきます。まと めとして話法の助動詞の小テストを行います。また残りの時間でミュンヘンを含めたドイツの学校制度につい ての話をする予定です。(講義、演習、課題、フィードバック) 第4回:日常会話(1) 第4回目の授業では、第2回と第3回に学習した話法の助動詞を用いて日常会話の練習をします。旅行の場面のや り取りを用いて、会話の練習をしてみましょう。(演習中心) 第5回:ドイツ語での時刻の表現 第5回目の授業ではドイツ語で時刻を表現する練習を行います。時刻の表現方法には2つの方法があるのですが どのような表現なのでしょうか?!日本語での時刻の表現との違いにも注目してください。(講義、演習) 第6回:前置詞(1) 第6回目の授業は文法中心となります。内容は前置詞です。英語の前置詞と基本的には考え方は同じなのです が、ドイツ語の名詞には1格(主格)から4格(対格)まであり、その変化が前置詞と大きく関わってきます。どのよ うに関わってくるのかを解説していきます。(講義、演習、課題、フィードバック) 第7回:前置詞(2) 第7回目も前置詞の解説となります。前置詞は文法的にも日常会話的にも非常に大切な単元ですので、頑張って いきましょう!!まとめとして前置詞の小テストを行います。また、ミュンヘンの近郊の観光地などを紹介しま す。(講義、演習、課題、フィードバック) 第8回:日常会話(2) 第8回目の授業では、第6回と第7回の授業で学習した前置詞を用いて日常会話の練習をしていきます。普段の生 活の一場面をとらえた内容をもとに、会話の練習をしていきましょう。(演習中心) 第9回:分離動詞と非分離動詞(1) 第9回目の授業は文法中心の話で、ドイツ語の独特な動詞について学んでいきます。名前は分離動詞と非分離動 詞と言います。いったいどのような動詞なのかは授業で詳しく説明していきます。(講義中心) 第10回:分離動詞と非分離動詞(2) 第10回目の授業は第9回の続きとなります。分離動詞と非分離動詞の使い方に慣れていきましょう!!まとめと して分離動詞と非分離動詞の小テストを行います。また、後半ではミュンヘンやドイツでのクリスマスや年末年 始の話題をお話する予定です。(講義、演習、課題、フィードバック) 第11回:命令形とドイツ語の日付表現 第11回目の授業ではドイツ語の命令文の解説を行います。命令文は日常でもよく使われる表現で、旅行などに も大いに役立つ表現です。具体的にどのように作るのかを解説していきます。またドイツ語での日付の書き方な どを学んでいきます。(講義、演習、課題、フィードバック) 第12回:過去形と現在完了(1) 第12回目の授業は教科書外の内容となります。これまでは現在形のみの解説や練習でしたが、3回に渡って過去 形と現在完了について解説を行います。先ずは動詞の過去基本形と過去分詞の変化形を見ていきましょう!(講 義中心) 第13回:過去形と現在完了(2) 第13回目の授業は前回に続き、過去形と現在完了の解説となります。今日は過去形を復習しつつ現在完了を中 心に話を進めていきます。(講義、演習、課題、フィードバック) 第14回:過去形と現在完了(3) 第14回目の授業では、第12回と第13回の学習した過去形と現在完了を用いた練習問題を中心に授業を進めてい きます。どれだけ過去形と現在完了に慣れたかを試してみましょう!また、ドイツ語検定の問題も少し見ていき ましょう。(演習、課題、フィードバック) 第15回:これまでのまとめと復習 今年度最後の授業となります。後期で学んだことを中心におさらいしていきます。また、後期の最終試験で役に 立つ練習問題を一緒に解いていきます。(演習中心) 各回ともに予習・復習、また提出課題を含めて1時間程度の時間が必要となると考えてください。提出課題がある場合は期限までに提出をお願いします。また、課題を不定期で小テストに変更する場合があります。変更する場合は事前に告知しますので、対策を行うようにしてください。 テキスト・参考書
(テキスト)市川宏子、椛島則子、清水薫 『新トライ・ドイツ語ーオンライン授業対応ー Versuch's auf Deutsch』、同学社、2022年、ISBN 978-4-8102-0747-7 ¥2200(税別)
(参考書・辞書など)授業中に紹介します。 授業時間外の学修
(事前学習)
次回の範囲を前もって伝えますので、新出の語を辞書で調べてください。 (事後学習) 授業の復習、小テストの見直しなどを行ってください。 成績評価の方法と基準
成績評価の方法
試験:55%程度、課題:25%程度、授業への取り組みおよび小テスト:20%程度で総合して判定します。 成績評価の基準 到達目標1;ドイツ語の発音が正しくできる。 到達目標2;ドイツ語で数字や時間を正しく表現できる。 到達目標3;各小テスト、および課題の解答が60%以上正答している。 備 考
①普段からできる限り発音の練習を心掛けてください。発音は言語を学ぶための最も大切な要素です。
②提出課題および小テストはフィードバックを行います。 ③授業で行った内容は文書解説の形でポータルサイトにアップしますので、課題に取り組む際や試験対策の際の参考にしてください。 ④授業中にPCやタブレット、スマホ等を利用することがありますので、ネットに接続できる端末を毎回持参してください。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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