シラバス情報

授業科目名
ドイツ語1
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-111L
担当教員名
名倉 周平
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
ドイツ語2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
外国語の1つであるドイツ語を学ぶことによってドイツ語の発音と動詞や名詞の変化、および簡単な日常会話を身に付けること、さらにより広い教養と国際感覚を身に付けることがこの授業の目的です。ただ、ドイツ語を学ぶのは初めてという学生さんがほとんどかと思いますので、前期では最初は発音を繰り返し練習します。その後、文法の練習を行いながら、ドイツ語を用いた簡単な日常表現や自己表現などを身に付けていきます。

(受講生の到達目標)
到達目標1;ドイツ語の発音を一通りできる。
到達目標2;ドイツ語の動詞の変化、および冠詞・名詞の格変化を理解し、実際に変化させながらドイツ語で文を作ることができる。
到達目標3;ドイツ語で挨拶や自己紹介ができる。
到達目標4;簡単なドイツ語の文を読んでその内容の質問に答えることができる。
【授業の概要】
前期ではドイツ語の発音と動詞・名詞・冠詞の変化、およびドイツ語の日常表現などを中心に学んでいきます。発音はローマ字読みに似ているとよく言われますが、異なることも多々あります。しかしながら、法則を理解すれば比較的容易に発音できるようになります。恐らく英語よりもかなり発音しやすいと言えるでしょう!!授業では音に出しながら繰り返し発音の練習をしていきます。最初の数回の授業で発音を一通り終えた後、教科書に沿って第1課から第5課までを進めていく予定です。文法事項としては動詞・名詞・冠詞が中心となります。最初、変化が多く文法は複雑に見えるかもしれません。しかし焦らずゆっくりと慣れていきましょう。文法の解説を行う傍らで、ドイツでの生活の様子に触れたり、会話としてのドイツ語表現の練習をしたりしていきます。これはドイツ語圏を旅行する際などに役立つものとなりますので、もし将来ドイツやその周辺を少し旅してみたいなという方は、ぜひ頑張ってみてください!
【授業計画と授業の方法】
第1回:オリエンテーション、ドイツ語を公用語とする国について、アルファベートの発音など
    第1回目の授業は、ドイツ本国やドイツ語を話す国々の紹介を中心に行います。(講義中心)
第2回:ドイツ語の発音の規則(1)−母音を中心に—、ドイツ語の挨拶その1
    第2回目の授業では、実際にドイツ語の挨拶を声に出して発音してみましょう。またミュンヘンの歴史を紹介し
    ます。(講義、演習)
第3回:ドイツ語の発音の規則(2)−子音を中心に—、ドイツ語の挨拶その2
    第3回目の授業も発音を中心に進めていきます。第3回では主に子音を見ていきます。また挨拶の表現は宿泊す
    るホテルでのやり取りなどを合わせて見ていきましょう。(講義、演習)
第4回:ドイツ語の発音のまとめ
    第2回、第3回の授業で練習した発音の見直しを行います。今回も実際に音に出しながら練習をしていきましょ
    う。(演習中心)
第5回:動詞の現在人称変化(1)と人称代名詞(1)
    第4回目の授業ではいよいよドイツ語の動詞の性質に触れていきます。第5回は文法中心の解説となります。ま
    た人称代名詞の主語の形を見ていきます。(講義中心)
第6回:動詞の現在人称変化(2)
    第5回目の授業も引き続きドイツ語の動詞を中心に進めていきます。ただし、今回は文法的な解説ではなく、自
    己紹介文を作りながら動詞の変化に慣れていってもらいます。(講義、演習、課題、フィードバック)
第7回:動詞の現在人称変化(3)ー不規則な変化をする動詞sein、habenなどー
    第7回の授業ではいよいよいレギュラーな動詞が登場します。少々複雑なものもありますが、発音をしながら慣
    れていきましょう。第7回でいったん動詞の解説が終わりますので、動詞についての小テストを行います。
    (講義、演習、フィードバック)
第8回:日常会話(1)ー相手に質問したり答えたりする方法ー
    いったん文法を離れまして、食べ物やの飲み物、また趣味の話などを用いてドイツ語でいろいろな表現を練習し
    ていきます。(演習中心)
第9回:名詞の性と格変化(1)−定冠詞を中心に—
    第9回目の授業は名詞と冠詞を中心に文法の解説を行います。名詞の性や格といった独特の用法を理解していき
    ましょう。(講義中心)
第10回:名詞の性と格変化(2)−不定冠詞を中心に—
    第10回目の授業も引き続き名詞の性や格の話を進めていきます。また、ミュンヘンの公共機関などを見ていき
    ましょう。(講義、演習、課題、フィードバック)
第11回:名詞と冠詞のまとめ
    第9回と第10回で学んだ名詞と冠詞を復習しながら、実際に文を作る練習をしていきます。また名詞と冠詞のま
    とめの小テストを行います。(演習、フィードバック)
第12回:動詞の現在人称変化(3)ー不規則変化を中心にー
     第12回目の授業では、再び動詞の変化が登場します。少々不規則な変化となりますが、どのあたりが不規則化
をよく見てください。(講義、演習、課題、フィードバック)
第13回:日常会話(2)ー買い物での言い回しなどー
再び文法からいったん離れまして、買い物の場面のやりとりを練習してみましょう。(演習中心)
第14回:人称代名詞(2)
     第5回目の授業で解説した人称代名詞の続きの話となります。前回は主語の人称代名詞のみに話を絞っていまし
     たが、目的語なども解説を行います。(講義中心)
第15回:これまでのまとめと復習
     第15回目の授業は前期最後の授業となります。次回の最終試験に備えて復習を中心に授業を行います。また、
     ミュンヘンのレストランや食べ物の話もしていきます。(演習、フィードバック)

各回ともに予習・復習、また提出課題を含めて1時間程度の時間が必要となると考えてください。提出課題がある場合は期限までに提出をお願いします。また、課題を不定期で小テストに変更する場合があります。変更する場合は事前に告知しますので、対策を行うようにしてください。
テキスト・参考書
(テキスト)市川宏子、椛島則子、清水薫 『新トライ・ドイツ語ーオンライン授業対応ー Versuch's auf Deutsch』、同学社、2022年、ISBN 978-4-8102-0747-7 ¥2200(税別)
(参考書・辞書など)授業中に紹介します。
授業時間外の学修
(事前学習)
次回の範囲を前もって伝えますので、新出の語を辞書で調べてください。
(事後学習)
授業の復習、小テストの見直しなどを行ってください。
成績評価の方法と基準
成績評価の方法
試験:55%程度、課題:30%程度、授業への取り組みおよび小テスト:15%程度で総合して判定します。

成績評価の基準
到達目標1;ドイツ語の発音が正しくできる。
到達目標2;ドイツ語で自己紹介ができる。
到達目標3;各小テスト、および課題の解答が60%以上正答している。
備  考
①普段からできる限り発音の練習を心掛けてください。発音は言語を学ぶための最も大切な要素です。
②提出課題および小テストはフィードバックを行います。
③授業で行った内容は文書解説の形でポータルサイトにアップしますので、課題に取り組む際や試験対策の際の参考にしてください。
④授業中にPCやタブレット、スマホ等を利用することがありますので、ネットに接続できる端末を毎回持参してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容