シラバス情報

授業科目名
地域の伝統文化(囲碁)
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-LC-102L
担当教員名
山本 賢太郎
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(1)囲碁のルールを習得し19路盤で対局できるようになること
(2)囲碁の世界、歴史全般及び囲碁と尾道市との歴史的関係を知ること
2項を柱に、日本の伝統文化である囲碁を体験し、教養として身につけることにある。

到達目標1;19路盤での対局が自力でできる事によりルール説明ができる。
到達目標2;囲碁の知識を得て競技の魅力を説明できる。
【授業の概要】
江戸時代の囲碁の巨人「本因坊秀策」が因島生まれであることに由来し、囲碁は尾道市の市技である。
本講義では、この日本の伝統文化を身につけ、囲碁の持つ力※を修得することはもちろんのこと、尾道のより一層の理解に役立てる。(※囲碁の持つ力とは…(1)大局観を養える、(2)答えのない局面で考える力を身につけられる、(3)論理的な思考・集中力・認識力を養える、(4)日本の伝統文化を学び、国際交流のコミュニケーション力を身につけられる、(5)負ける経験をして、克服する力を鍛えられる、(6)能動的に考えることに慣れる)
【授業計画と授業の方法】
第1回 ガイダンス                            
第2回 ルールの解説                           
第3回 ルールの復習                           
第4回 終局の説明                            
第5回 対局の流れと初歩技術の解説                    
第6回 授業内テスト(1)                        
第7回 模範碁の解説と対局(1)(19路盤での終局の判断と、整地の仕方)  
第8回 模範碁の解説と対局(2)(19路模範碁の解説と、実践対局)     
第9回 囲碁の世界(映写資料を使用予定)                 
第10回 模範碁の解説と対局(3)(19路模範碁の解説と、実践対局)    
第11回 9子局の解説と連碁                       
第12回 模範碁の解説と対局(4)(ペア碁)               
第13回 授業内テスト(2)                       
第14回 模範碁の解説と対局(5)(19路模範碁の解説と、実践対局)    
第15回 代表者対局 まとめ                       

授業方法
前半は9路盤の大盤を使用しルール説明等を中心におこない実技(実戦対局)で感覚を養う
中盤から19路盤の大盤を使用し打ち方等の説明をおこない実技で19路盤での打ち方を習得
後半では引き続き19路盤の大盤解説をおこない目標である終局ができるよう実戦で学んでいく。
テキスト・参考書
東大教養囲碁講座(光文社新書)2007年発行、著者:石倉昇、梅沢由香里、黒瀧正憲、兵頭俊夫
授業時間外の学修
(事前学習)
(世界でいちばんやさしい囲碁問題集)
競技の基礎となるルール説明・棋力向上に関しての問題集などができるアプリとなっています
授業前の予備知識をつけるため取り組んでください。
(事後学修)
(囲碁であそぼ・囲碁クエスト)
実戦等ができるアプリです、授業で得た知識を実戦でどれくらい活かせるか取り組んでください。

成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業態度30%実技の習得度70%で総合的に評価する。
(成績評価の基準)
到達目標1、19路盤で終局を自力で行う事が出来、基礎のルール説明を行う事ができる。
到達目標2、実戦での経験に基づき協議の魅力を伝える事ができる。
備  考
予習として(授業時間外の学修)記載のアプリを練習しておくこと。


担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
現役棋士による囲碁の力を身に着ける授業