シラバス情報

授業科目名
尾道学入門
開講年次
1年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-LC-101L
担当教員名
森本 幾子
担当形態
オムニバス
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
本講義は、尾道市立大学に入学してきた学生が、学生生活を送る尾道という地域の経済的・文化的特徴や課題について学び、地域の問題に対して自分なりの考えを持つことができるようになることが主な目的です。オムニバス形式の講義を通して、尾道の歴史・文化・経済および現在の課題に関する知識を修得し、レポートで自分の意見を述べられるようになること目指します。

(受講生の到達目標)
到達目標1:尾道の経済の歴史や現在の財政的特徴について説明できるようになること。
到達目標2:尾道の文化・芸術の特徴について説明できるようになること。
到達目標3:空き家再生など現在の尾道の課題について自分の意見を述べることができるようになること。
【授業の概要】
学生時代を過ごす「尾道」を切り口をとして、尾道の歴史・文化・経済的特徴、まちづくりの課題等について毎回テーマを設定し、オムニバス形式で講義を行うことによって、「尾道」の地域的特徴を多面的な角度から学ぶことができます。また、「尾道」を事例とし、その地域的特性や課題を学ぶことを通して、自分の出身地やその他地域の課題について考えます。
【授業計画と授業の方法】
第1回  尾道の人物を主人公とした文学 —拳骨和尚—(藤沢毅)
第2回  財政学でみる尾道の魅力あるまちづくり(栗田広暁)
第3回  近世尾道の「為替金」と地域経済−魚取引を中心に−(森本幾子)
第4回  災害と尾道のこれから(堀江進也)
第5回  映画製作と街の活性化(大谷治)
第6回  和作先生の思い出(村上選)
第7回  求道の画家 平山郁夫(幸野昌賢)
第8回  尾道空き家再生プロジェクト(豊田雅子)
第9回  負の地域資源と美術活動 (小野環)
第10回  都市尾道の歴史的環境とまちづくり(真野洋介)
第11回  暮らしを考え、人とつながり、まちをつくる−尾道とライプツィヒに学ぶ〈空き家・空地〉を起点としたまちづくり(大谷悠)
第12回  志賀直哉の尾道時代(寺杣雅人)
第13回  尾道地方の方言(灰谷謙二)
第14回   ここ、尾道市立大学の周辺−久山田をめぐる伝承文化−(藤井佐美)
第15回  地域学の発掘 —「尾道学」構築と実践のあらまし—(林良司)


(授業の方法)
この講義は、15回すべて時間通りに(9時00分〜10時30分)実施します。第1回〜第12回は対面、第13回〜第15回はリアルタイムのオンライン授業となります。毎回の講義終了後に、それぞれの講義担当者が出題する課題レポートを提出してもらいます。各回の課題は、授業中の講師の指示に基づいて対応してください。第1回〜第4回、第9回、第13回〜第14回の課題については、フィードバックを行う予定です。
テキスト・参考書
(授業資料)毎回、teamsに資料を提示するとともに、授業当日にも配布します。
授業時間外の学修
授業によっては、講義時に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
15回にわたって毎回出題されるレポート課題を提出し成績評価を行います(100%)。毎回、講師が講義内容に沿った課題を出し、それに対して適切な回答をレポート形式で提出します。もし、講義内容と無関係であったり、講師の指定した文字数や課題に沿っていない内容の場合は、レポートとして認められません。

(成績評価の基準)
到達目標1:各課題や字数に沿った回答を適切に文章表現することができる。
到達目標2:講義内容を踏まえ、地域の課題について、自分なりの意見を表出することができる。
到達目標3:尾道の地域的特質について、様々な角度から説明することができる。
備  考
①第1回講義の前に、「「尾道学入門」受講上の注意事項」をポータルサイトで配信します。この受講上の注意の案内のなかに「尾道学入門」チームコードが記載されています。
②毎回の提出課題については、ポータルサイトを通じて提出します。提出方法は、Wordに入力し添付の上提出か、課題提出欄に直接入力の2つの方法があります。講師によって、異なりますので、各回の出題形式についてよく確認してください。
③「尾道学入門」に関する重要なお知らせは、主にteamsを通して行います。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家等による授業