![]() 教員名 : 小川 長
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授業科目名
専門演習2a(卒業研究)
開講年次
4年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-401T
担当教員名
小川 長
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
マーケティング論
経営戦略論 次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
専門演習1a〜2bの目的は、大学においてこれまで学んだ知識や理論を応用して、自らの力で経営に関する問題や課題を発見し、必要な情報の収集とその分析によって論理的に改善策や解決方法を見出す能力を修得することにあります。なかんずく2aおよび2bでは、その集大成として卒業論文の執筆が課されています。この授業では、各自が関心のある経営分野における学術的な研究課題について、情報収集とその吟味によって卒業論文に相応しいテーマを設定し、執筆への道筋を明確にします。同時に、論文執筆の心構えや作法、執筆方法や要点を理解し、実際の執筆に向けた準備を進めていきます。 (受講生の到達目標) 到達目標1;関心のある経営分野の学術研究のための信頼性の高い情報を収集し、整理してまとめることができる。 到達目標2;その分野において、これまでどのような研究が行われてきたか先行研究を収集、整理し、把握することができる。 到達目標3;卒業論文に相応しいテーマを設定し、仮説の導出と検証方法を設定することができる。 【授業の概要】
各自が卒業論文のテーマを決定することを目的に、まず、関心のある経営分野の現状に関する客観的な情報を収集し、その分析結果を整理します。次に、その分野における先行研究のサーベイの結果を分析します。さらに、それらのまとめを踏まえた上で、仮説を導出し、その検証方法を設定します。以上の過程について、授業で順番に発表していきます。自らに必要な信頼性の高い情報(関連文献)を選び出す力(選択能力)を磨く心構えで取り組んで下さい。また、自分以外の人の報告もしっかりと聴き、ディスカッションにおける相互のフィードバックによって自らの論文の、より一層の質の向上を目指して下さい。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 オリエンテーション、発表順の決定、情報収集のしかた、分析方法 第2回 現状分析の要約の発表1-1(演習) 第3回 現状分析の要約の発表1-2(演習) 第4回 現状分析の要約の発表1-3(演習) 第5回 現状分析の要約の発表1-4(演習) 第6回 先行研究の探し方、選び方、まとめ方 第7回 先行研究サーベイの要約の発表2-1(演習) 第8回 先行研究サーベイの要約の発表2-2(演習) 第9回 先行研究サーベイの要約の発表2-3(演習) 第10回 先行研究サーベイの要約の発表2-4(演習) 第11回 仮説の設定、検証方法の検討 第12回 仮説検証に関する発表3-1(演習) 第13回 仮説検証に関する発表3-2(演習) 第14回 仮説検証に関する発表3-3(演習) 第15回 仮説設定に関する発表3-4(演習) (授業の方法) 自らの関心のある経営分野のテーマについて各々、現状分析、先行研究のサーベイ、仮説の設定と検証方法を3回に分けて発表していきます、1回の授業当たり、3人の報告とします。発表時間は一人当たり20分程度で、質疑応答も行います。授業中の指摘や批判を踏まえて、卒業論文のテーマと論理の道筋をより適切で明確なものにして下さい。 テキスト・参考書
特になし。
各自のテーマに沿った参考文献や参考資料は、授業の中で伝えていきます。 授業時間外の学修
(事前学修)
各自が収集した資料やデータ、先行研究を整理し、各回の要約資料にまとめて下さい。その際、根拠のある信頼できる資料やデータの収集、先行研究のサーベイを心掛けて下さい。 (事後学修) 発表時の批判や指導内容を踏まえた上で、質量ともに充実させて下さい。なお、このことは事後だけではなく、常に心掛けて前に進めていきましょう。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
現状分析の整理の内容と報告姿勢(25%) 先行研究のサーベイの整理の内容と報告姿勢(25%) 仮説の設定と検証方法の内容と報告姿勢(25%) 授業中の発言や質問など、授業への参加姿勢(25%) (成績評価の基準) 到達目標1; 信頼できる資料やデータを収集し、それに基づいて現状分析ができる。 到達目標2; 適切な先行論文を収集し、そのサーベイ結果をまとめることができる。 到達目標3︔それまでの結果を踏まえて、仮説の設定と分析方法の道筋を示すことができる。 備 考
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
大手企業の管理職、および経営コンサルタントの経歴を持つ教員による、理論および実践的な理解を目指す授業
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