シラバス情報

授業科目名
社会保障
開講年次
3年
開講年度学期
2023年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-EC-306L
担当教員名
藤岡 秀英
担当形態
単独
【科目の位置付け】
福祉国家の成立背景、福祉国家による社会保障制度の内容・意義・課題を、実生活との関係において理解する科目です。
この授業の基礎となる科目
社会保障入門
社会政策
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の目的)
 日本の社会保障制度の全体像を理解し、社会人として社会保険と社会福祉を身近な人に説明できること。

(受講生の到達目標)
(1)社会保険には、年金、医療、介護、労災、雇用保険の5つがあります。社会生活における社会保険の意味と目的を説明できるようになること。
(2)社会福祉制度には、児童福祉、ひとり親家庭への福祉、障害者福祉、高齢者福祉があります。それぞれの制度について理解し、それらの制度を必要とする人に説明できること。
(3)生活保護制度の役割について理解し、どのような場合に申請すべきかを説明できること。
【授業の概要】
 なぜ、社会保障制度が必要とされるのか、社会保障制度の歴史をふまえながら、その意味を考えていただきます。
 新型コロナウイルスによる医療危機、社会的混乱は今後も起こりうる問題です。
 目まぐるしく変化する社会生活上のリスクをどのように受け止めながら、社会人としてどのように生きることが大切かを考える機会とします。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1日目
 第1回 第1章 社会保障の原理
 第2回 社会保障制度の必要性について
 第3回 第2章 社会保障の発展と福祉国家
 第4回 福祉国家体制の成立過程と問題
2日目
 第5回 第3章 日本の社会保障
 第6回 日本の社会保障制度の成立過程と構造
 第7回 第4章 医療保障の現状と課題
 第8回 コロナ禍での医療と医療制度改革
3日目
 第9回 第5章 所得保障の現状と課題
 第10回 年金制度と生活保護制度
 第11回 第6章 介護保障の現状と課題
 第12回 ドイツと日本の介護保険制度の比較
4日目
 第13回 第7章 高齢社会と社会保障
 第14回 人口減少問題について考える
 第15回 終章 福祉社会と社会保障の展望

(授業方法)
 授業は基本的にテキストに沿って行います。事前に通読して「質問」を用意してください。
 パワーポイントで各章の要点を説明します。
その後、受講生からの「質問」「意見」を出していただき、討論形式で実践的な内容を深めます。
テキスト・参考書
足立正樹編著『現代の社会保障』(高菅出版,2023年)
授業時間外の学修
(事前学習)
テキストを事前に読み「質問」を準備してください。質問に応える形で授業を進めます。
(事後学習)
『令和5年版厚生労働白書』をインターネットで検索して毎回の講義のキーワードで検索し、ヒットしたところを読むこと。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
4日間の集中講義のなかで、毎日小テストを行います。
1回25点の小テストの合計点により評価を行います。
(基準)
社会保障のキーワードの意味を理解し説明できるかを問います。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容