シラバス情報

授業科目名
美術史特講(西洋)
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期、2022年度後期
単位数
4単位
科目ナンバリング
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
美術史特講(西洋)の目標は二つあります。
(1)テーマに即した講義と文献講読を通したディスカッションで、西洋美術史の知識を深めること。
(2)自分の気になる美術史上の作品について、調査発表を行うこと。
今年度は、「絵画とその境界」というテーマで、絵画と異なるメディアの芸術や、社会との関わりについて考えていきます。
【授業の概要】
前期と後期を通じて、「絵画とその境界」というテーマに関連する概論と各論を、下記授業計画に沿う形で講義します。受講生の関心に応じて、扱うテーマを変更したり、場合によってはテーマに関わる文献(日本語・英語)の紹介・購読も行います。
後期からは、講義と並行して受講生は各自関心のある作品についての調査を行い、年度末に発表を行います。その際には、参考文献の探し方や調査の進め方、プレゼンテーションソフトの扱いや発表の論理構成についても、必要に応じて補足を加えます。なお、授業計画では、調査発表に関わる部分に◆を付しました。
【授業計画】                 講    義    内    容
形態は講義(発言あり・課題あり)及び演習(調査・経過報告・発表・討議、◆を付けました)です。
講義の際には30分ほどの事後学習、演習では、後期に平均して週60分ほど関連学修時間を見込んでください。

第1回:全体オリエンテーション
第2回:【講義】絵画と歴史(1)
第3回:【講義】絵画と歴史(2)
第4回:【講義】絵画と宗教(1)
第5回:【講義】絵画と宗教(2)
第6回:【講義】絵画と演劇(1)
第7回:【講義】絵画と演劇(2)
第8回:小括:メッセージの伝達という機能を越えて
第9回:【講義】絵画と版画(1)
第10回:【講義】絵画と版画(2)
第11回:【講義】絵画と彫刻(1)
第12回:【講義】絵画と彫刻(2)
第13回:【講義】絵画と絵画(1)
第14回:【講義】絵画と絵画(2)
第15回:前期総括:絵画と様々なメディア/後期の発表についての説明◆
第16回:後期オリエンテーション
第17回:発表テーマの決定と調査方法の確認◆
第18回:【講義】絵画とスペクタクル
第19回:【講義】絵画と写真
第20回:【講義】絵画と科学
第21回:技術の発展と芸術についての議論/調査進捗状況の確認◆
第22回:【講義】絵画と政治
第23回:【講義】絵画と規制・検閲
第24回:【講義】絵画と経済
第25回:【講義】絵画とジェンダー
第26回:芸術と現実についての議論/調査発表の諸注意◆
第27回:受講者の発表と議論(1)…例えば絵画の機能に関する発表を実施◆
第28回:受講者の発表と議論(2)…例えば絵画と他メディアの芸術との関係に関する発表を実施◆
第29回:受講者の発表と議論(3)…例えば絵画と科学技術に関連する発表を実施◆
第30回:全体総括
テキスト
参考書については、授業の中で適宜指示します。
参考書・参考資料等
『世界美術大全集』(小学館)ほか、適宜授業中に紹介します。
学生に対する評価
授業への積極的な参与・課題の履行:50%、作品調査発表およびレポート:50%
備  考
初回に授業の進め方や方針について説明します。受講を考えている者は(迷っている場合も)初回に参加するようにしてください。
オンライン対応になる場合は、teamsを用いたリアルタイム講義となります。受講生のみなさんも画面共有をして口頭で議論に参加してもらうことになります。使い方等はその都度サポートしますのでご安心ください。