シラバス情報

授業科目名
日本語学特論
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
藤本 真理子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
 現代日本語に関する著作を通して、現代語についての知識を深めた上で,古典語について検討する。
 また古典語の文献資料の扱いや適切な資料の読み取りなどの力を身につけ,古典語への知識を深める。それと同時に,発表と質疑により,論理的な思考のトレーニングも行う。主体的に考え,調べ,報告する技術を習得する。 
【授業の概要】
 渡辺実『さすが!日本語』を読み,現代語の副詞についての知識を深めた上で,古典語について検討する。現代語の分析手法を手がかりにして,日本語の歴史的事象について考察できるようにする。
 講義は,半ば演習形式でおこなう。
【授業計画】                 講    義    内    容
第 1回 導入(講義)
第 2回 副詞について(講義)
第 3回 教員による発表,具体的方法の例示(講義)
第 4回 論文の読解(講義,ディスカッション)
第 5回 学生の発表と質疑応答(1)—日本語の品詞論—(報告,ディスカッション)
第 6回 学生の発表と質疑応答(2)—副詞の位置づけ—(報告,ディスカッション)
第 7回 学生の発表と質疑応答(3)—副詞の研究史—(報告,ディスカッション)
第 8回 学生の発表と質疑応答(4)—副詞の研究に見える問題—(報告,ディスカッション)
第 9回 第5〜8回のふり返り(講義,ディスカッション)
第10回 学生の発表と質疑応答(5)—副詞の分類—(報告,ディスカッション)
第11回 学生の発表と質疑応答(6)—情態副詞—(報告,ディスカッション)
第12回 学生の発表と質疑応答(7)—程度副詞—(報告,ディスカッション)
第13回 学生の発表と質疑応答(8)—陳述副詞—(報告,ディスカッション)
第14回 学生の発表と質疑応答(9)—諸外国語との比較—(報告,ディスカッション)
第15回 まとめ(講義)

●事前学習;発表の回では,発表者が提示した事前資料、担当箇所に目を通しておく。(各0.5時間)
テキスト
渡辺実『さすが!日本語』(筑摩書房,2001)を教科書とする。
その他、適宜授業内に指示する。
参考書・参考資料等
学生に対する評価
受講態度・発表内容・期末レポートにより,総合的に判断する。
備  考
授業への積極的な参加を求める。
オンラインで実施する場合、ポータルで資料配信を行い、MS-Teamsを用いて同時双方向型授業を行う。