シラバス情報

授業科目名
国際経営特論
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
趙 怡純
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
本科目では国際経営論の基礎知識について理解を深めるとともに、現代企業の抱える問題や課題について国際的な視点から議論します。また、専門分野を超えて受講生同士が議論することで、各自の修士論文の研究テーマについて新しい視点や論点を模索することも狙いとしています。具体的な到達目標は、(1)国際経営の理論や概念を説明できるようになる、(2)修士論文の研究テーマについて国際的な視点から考察・議論することです。
 
【授業の概要】
本科目は国際経営に関連する書籍や論文の輪読を進めていきます。毎回、受講生による発表とディスカッションを行います。受講生には担当文献の内容について報告し、その内容に沿ってディスカッションテーマを提示してもらいます。また、各自の研究テーマについても報告し、受講生同士で議論を行います。
【授業計画】                 講    義    内    容
1. 講義概要の説明:イントロダクション
2. 輪読とディスカッション(1):グローバル統合と現地適応
3. 輪読とディスカッション(2):国際経営の類型学 −前半−
4. 輪読とディスカッション(3):国際経営の類型学 −後半−
5. 輪読とディスカッション(4):国際経営戦略、国際競争戦略
6. 輪読とディスカッション(5):国際パートナーシップ
7. 研究テーマの発表とディスカッション(1)
8. 研究テーマの発表とディスカッション(2)
9. 輪読とディスカッション(6)多国籍企業の知識移転 −前半−
10. 輪読とディスカッション(7)多国籍企業の知識移転 −後半−
11. 輪読とディスカッション(8)ものづくりの国際経営戦略
12. 輪読とディスカッション(9)国際人的資源管理 −前半−
13. 輪読とディスカッション(10)国際人的資源管理 −後半−
14. 研究テーマの発表とディスカッション(3)
15. 研究テーマの発表とディスカッション(4)

※ 授業の形式は、すべて「発表」および「ディスカッション」です。
※ 各回の事前・事後学習にはおよそ2時間程度を必要とします。

各回の輪読文献については、初回の講義で受講生とともに相談しながら決めていきます。
国際経営分野の著名な書籍だけでなく、国際経営や経営学関連のトップジャーナルである、Journal of International Business Studies (JIBS)、International Business Review (IBR)、Strategic Management Journal (SMJ)、Academy of Management Review (AMR)、Academy of Management Journal (AMJ)、Administrative Science Quarterly (ASQ)や、日本の経営学関連の学会誌である、日本経営学会誌(日本経営学会)、組織科学(組織学会)、国際ビジネス研究(国際ビジネス研究学会)、多国籍企業研究(多国籍企業学会)の中から、いくつか最新の研究論文も取り扱います。

※ これらの雑誌の中から、ご自身が読みたい論文を複数リストアップし、輪読文献の候補として初回の授業の時に提案していただくことも大歓迎です。

テキスト
テキストは使用しません。
参考書・参考資料等
チャールズ・ヒル(2013)『国際ビジネス1:グローバル化と国による違い』楽工社。
チャールズ・ヒル(2013)『国際ビジネス2:経営環境と金融システム』楽工社。
チャールズ・ヒル(2014)『国際ビジネス3:企業戦略と事業運営』楽工社。 など
参考文献は受講生の興味関心に沿って、授業中に適宜ご案内します。
学生に対する評価
授業への取り組み・意欲・態度、積極的な発言、発表内容や資料の完成度、レポートをもとに総合的に評価します。
備  考
新型感染症の状況によってオンライン授業になる場合は、Teamsを使用したリアルタイム(双方向型)の授業を行います。