シラバス情報

授業科目名
博物館学入門
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-CL-102L
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
博物館資料保存論 等
【授業の到達目標及びテーマ】
 博物館とはいかなる目的や機能をもった機関であり、学芸員はどのような活動を行っているのでしょうか。
この授業は、基本的な知識を確実に身につけると同時に、博物館に関わる事柄に興味関心を深めることを目標とします。
【授業の概要】
 学芸員資格取得を目指すにあたり、はじめに、博物館とは何か、博物館学の目的や方法はどのようなものかを知り、今後履修する資料保存論・教育論等の意義を理解し、意欲や関心を高めるのがこの授業の目的です。
 講義では、数多くの事例を紹介し、博物館の現状については、各自実際に足を運んで考えてもらいます。内容によっては、グループディスカッション等を取り入れて意見を交換する場を設けるとともに、随時世界の博物館関連のニュースや議論を紹介することで、受講生の皆さんが視野を拡げ、問題意識を持つ機会を提供したいと思っています。
【授業計画】                 講    義    内    容
第 1回 イントロダクション
第 2回 博物館の定義 博物館の多様性
第 3回 博物館の目的と機能(1) 資料の収集と保存
第 4回 博物館の目的と機能(2) 教育とコミュニケーション
第 5回 博物館の目的と機能(3) 資料の保存と展示にかかわる問題
第 6回 博物館の成立と歴史の概観(西洋)
第 7回 博物館の成立と歴史の概観(日本)
第 8回 地域の博物館【実地見学】
第 9回 博物館学の歴史と意義
第10回 博物館の現状(1) 地域の博物館(実地見学フィードバック)★
第11回 博物館の現状(2) さまざまな展覧会
第12回 博物館の現状(3) 博物館の境界:美学と博物館
第13回 博物館の現状(4) 博物館の境界:社会学と博物館
第14回 博物館の現状(5) 世界の博物館(映像資料視聴)
第15回 博物館のこれから  ディスカッション ★

基本的には講義形式で行い、内容に応じて講義内でグループディスカッションを取り入れます。★印の回は特にディスカッションの比率が多い回です。また、博物館のフィールドワークとして実地見学会を行います。
*見学会の日程等の都合で、講義内容が前後することがあります。

各回の事前・事後の学修について、直接的には事後に復習として30分くらいは見ておいてください。
テキスト
プリントを配布します。
参考書・参考資料等
授業中に適宜紹介します。
学生に対する評価
博物館訪問レポート20%、平常点(授業への参与・提出物など)40%、テスト40%

*平常点に関する注意:学芸員としての資質の中には、「時間を守りスケジュールがこなせる」ということも含まれますので、3回より多く欠席した場合、単位認定を行いません。

*試験について:感染拡大などの状況によって、試験をレポートに変更することがあります。その場合は前もってお伝えし、十分な準備期間を取ります。
備  考
オンライン講義の場合は、Teamsを使用したリアルタイム授業を行います。
また、感染状況の変化に応じて、見学会を、個人での見学、あるいは個人でのオンライン見学に変える可能性があります。