教員名 : 信木 伸一
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授業科目名
国語科教育法1
開講年次
3年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-321L
担当教員名
信木 伸一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等…各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) 【授業の到達目標及びテーマ】
1【学習指導要領に示された国語科の目標や内容を理解する。】
(1)学習指導要領における国語科の目標及び主な内容並びに全体構造を説明できる。 (2)国語科の各領域別の学習内容について、指導上の留意点を説明できる。 (3)国語科における学習評価の目的・観点・方法を説明できる。 (4)国語科の各領域別の学習内容の背景となる国語教育学・文学・言語学等の学問領域の知見を踏まえて、任意の教材について教材観を記述することができる。 (5)発展的な学習内容の位置づけについて、具体例を挙げて説明することができる。 2【基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。】 (1)生徒の認識・思考、学力等の実態を踏まえて、学習者観を記述することができる。 (2)情報機器及び教材・教具を効果的に活用した授業展開を構想することができる。 (3)学習指導案に必要な項目内容を不足なく記述することができる。 【授業の概要】
国語科で何を教えるのか、どのような資質・能力の育成を目指すのかについての全体構造を把握し、学習指導要領に示された国語科の学習内容について、背景となる国語教育学・文学・言語学等の成果を踏まえて理解する。また、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計の方法を学ぶ。講義の他、学習指導案作成を作成するレポート、課題に対する解決案を提出する活動を取り入れる。
【授業計画】 講 義 内 容
第1回:「学習者」理解 学習者にとっての国語の学習 (講義)
第2回:「言語」についての理解 「ことばの力」とは何か (講義) 第3回:「読み」についての理解 「語り」と「読者」 (講義) 第4回:学習指導要領と「年間指導計画」 (講義) 第5回:「読むこと」の指導内容 (講義) 第6回:「読むこと」の発展的な学習内容 (講義) 第7回:「書くこと」の指導内容 (講義) 第8回:「書くこと」の発展的な学習内容 (講義) 第9回:「話すこと、聞くこと」の指導内容 (講義) 第10回:「話すこと、聞くこと」の発展的な学習内容 (講義) 第11回:授業展開の方法 「学習活動」の工夫 (講義) 第12回:単元計画の方法 「単元学習」の考え方と方法 (講義) 第13回:情報機器及び教材の効果的な活用法 (講義) 第14回:「評価」の方法 評価規準の作成と評価の実際 (講義) 第15回:「学習指導案」の作成のしかた (講義) 試験 各回とも、事前に取り上げる教材の熟読が必要(所要時間約30分)。授業後、教科書の該当部分や授業で紹介した文献を読む(所要時間約90分) テキスト
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)本体』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)本体』、文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説 国語編』、全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』(東洋館出版社)
(※上記テキストは、国語科教育法Ⅱ、国語教育学専門演習a・bでも共通して使用) 参考書・参考資料等
国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 中学校国語』(教育出版)、国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校国語』(教育出版)
その他、授業で紹介する。 学生に対する評価
試験成績(40%)、レポート(40%)、授業中に行う課題解決的な活動における意見発表(20%)
備 考
授業で使用する「教材」は、予め配布するので、読んでおくこと。テキストは、授業後に関連した部分を読むようにすると、理解が深まり定着する。
質問や相談はMS-teamsのチャットで対応。 オンライン授業の場合;ポータル課題とMS-teamsを用いたリアルタイム授業。 |