シラバス情報

授業科目名
国語教育学専門演習b
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-SG-362S/C-TL-324S
担当教員名
信木 伸一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
この授業の基礎となる科目
教職に関する科目
次に履修が望まれる科目
国語科教育法2
【授業の目的と到達目標】
1【学習指導要領に示された国語科の目標や内容を理解する。】
(1)国語教育学の現代的な課題を踏まえて、授業を通じて学ぶ内実について、自らの指導観をまとめることができる。
2【基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。】
(1)国語科における実践研究を学習者の学びの内実から分析・考察し、そこから学んだことを活かして自らの授業計画を立案することができる。
【授業の概要】
様々な学習指導理論を基盤とした国語科実践研究を検討し、授業設計の考え方や指導方法・工夫を学ぶ。その活動を通して国語科における教育目標、育成を目指す資質・能力、及び学習指導要領に示された学習内容について理解を深める。第5回以降は、授業実践を対象に分析と考察を行い、自らの授業計画を立案する演習を行う。
【授業計画と授業の方法】
第1回:国語教育学の現代的課題—「対話」「協働」「批評」 (講義)
第2回:国語教育学の現代的課題—「文学教育」「言語技能教育」 (講義)
第3回:国語科単元学習1 大村はまの「書くこと」の実践に学ぶ (講義)
第4回:国語科単元学習2 大村はまの「聞くこと・話すこと」実践に学ぶ (講義)
第5回:文学教育1 中学校における実践研究 (演習)
第6回:文学教育2 高等学校における実践研究 (演習)
第7回:伝統的言語文化の教育1 中学校における実践研究 (演習)
第8回:伝統的言語文化の教育2 高等学校における実践研究 (演習)
第9回:論理的文章の教育1 中学校における実践研究 (演習)
第10回:論理的文章の教育2 高等学校における実践研究 (演習)
第11回:「書くこと」の教育1 中学校における実践研究 (演習)
第12回:「書くこと」の教育2 高等学における実践研究 (演習)
第13回:「話すこと/聞くこと」の教育1 中学校における実践研究 (演習)
第14回:「話すこと/聞くこと」の教育2 高等学校における実践研究 (演習)
第15回:国語科における到達度評価・パフォーマンス評価の実践研究 (演習)
各回とも、事前に取り上げる教材の熟読が必要(所要時間約30分)。授業後、教科書の該当部分や授業で紹介した文献を読む(所要時間約90分)
テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)本体』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)本体』、文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説国語編』、全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』(東洋館出版社)
(※上記テキストは、国語科教育法1・国語科教育法2、国語教育学専門演習aでも共通して使用)
授業時間外の学修
国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 中学校国語』(教育出版)、国立教育政策研究所『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校国語』(教育出版)
その他、授業で紹介する。
成績評価の方法と基準
課題研究の発表(70%)、授業での質問・意見等の参加状況(30%)
備  考
授業で使用する「教材」は、予め配布するので、読んでおくこと。テキストは、授業後に関連した部分を読むようにすると、理解が深まり定着する。
質問や相談はMS-teamsのチャットで随時対応。
オンライン授業の場合;ポータル課題とMS-teamsを用いたリアルタイム授業。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
教員免許を持ち、学校現場での実務経験を持つ教員による授業