シラバス情報

授業科目名
国語教育学専門演習a
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-SG-361S/C-TL-323S
担当教員名
信木 伸一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
この授業の基礎となる科目
教職に関する科目
次に履修が望まれる科目
国語科教育法2
【授業の目的と到達目標】
1【学習指導要領に示された国語科の目標や内容を理解する。】
(1)国語教育学・文学・言語学等の学問領域の知見を踏まえて、教材を分析し、効果的な扱い方を考察することができる。
(2)教材に即して学習内容を考察し、そこに位置づけられる発展的な学習の具体例を示すことができる。
2【基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。】
(1)生徒の認識・思考、学力等の実態と関わらせながら、学びの内実を協働的に創出していく学習活動について、自らの授業観をまとめることができる。
(2)国語科における実践研究の動向を踏まえて、これからの学習指導構築に必要となる教材研究の観点と方法をまとめることができる。
【授業の概要】
国語教育学、文学、言語学等の知見を踏まえて、教材研究の力を鍛える。その活動を通して国語科における教育目標、育成を目指す資質・能力、及び学習指導要領に示された学習内容について理解を深める。第4回以降は、教材の分析と考察を行う演習を行う。
【授業計画と授業の方法】
第1回:学習者の実態と学びの内実の創出 (講義)
第2回:国語科学習指導の現在と教材研究 表現と文章構成の工夫 (講義)
第3回:国語科学習指導の現在と教材研究 「語り」の構造とものの見方・考え方 (講義)
第4回:中学校文学教育の研究1 教材の表現および構造についての分析・考察  (演習)
第5回:中学校文学教育の研究2 学習内容の考察 (演習)
第6回:中学校説明文教育の研究1 教材の表現および構造についての分析・考察 (演習)
第7回:中学校説明文教育の研究2 学習内容の考察 (演習)
第8回:中学校古典教育の研究1 教材の表現および構造についての分析・考察 (演習)
第9回:中学校古典教育の研究2 学習内容の考察 (演習)
第10回:高等学校文学教育の研究1 教材の表現および構造についての分析・考察 (演習)
第11回:高等学校文学教育の研究2 学習内容の考察 (演習)
第12回:高等学校評論文教育の研究1 教材の表現および構造についての分析・考察 (演習)
第13回:高等学校評論文教育の研究2 学習内容の考察 (演習)
第14回:高等学校古典教育の研究1 表現と構造の分析 (演習)
第15回:高等学校古典教育の研究2 教材の効果的な扱い方と発展的な学習についての考察 (演習)
各回とも、事前に取り上げる教材の精読が必要(所要時間約30分)。授業後、教科書の該当部分や授業で紹介した文献を読む(所要時間約90分)
テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)本体』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)本体』、文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説国語編』、全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』(東洋館出版社)
(※上記テキストは、国語科教育法1・国語科教育法2、国語教育学専門演習bでも共通して使用)
授業時間外の学修
授業で紹介する。
成績評価の方法と基準
課題研究の発表(70%)、授業での質問・意見等の参加状況(30%)
備  考
授業で使用する「教材」は、予め配布するので、読んでおくこと。テキストは、授業後に関連した部分を読むようにすると、理解が深まり定着する。
質問や相談はMS-teamsのチャットで対応。
オンライン授業の場合;ポータル課題とMS-teamsを用いたリアルタイム授業。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
教員免許を持ち、学校現場での実務経験を持つ教員による授業