教員名 : 柴 市郎
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授業科目名
日本文学講読6(近現代)
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-JLT-226L
担当教員名
柴 市郎
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
現代に即応したメディアリテラシーを習得するための一環として、小津映画を対象としながら、映像表現について客観的・分析的な考察、レポート作成ができるよう、主体的な学びをする。
【授業の概要】
小津安二郎作品を観る=読む 〜後期小津作品分析・〈紀子三部作〉を中心に〜
映画研究機関British Film Instituteが10年ごとに発表している世界映画史上のベストテン(2012年版)に、日本映画として最上位のみならず、オーソン・ウェルズやスタンリー・キューブリック、アルフレッド・ヒッチコックら並み居る巨匠たちをおさえ1位に入選している(映画監督部門)『東京物語』は、ここ尾道を重要な舞台としたフィルムである。そこに描かれている家族のすがたはきわめて〈日本的〉でありながらも、B・F・I のランキングに表れているように、『東京物語』は日本映画として現在もっとも国際的な評価を得るに至っている。この授業では、『東京物語』とともに、小津安二郎の戦後作品のうち〈紀子三部作〉を形成する『晩春』・『麦秋』を中心に、その映像表現の妙とそこに描かれる家族のすがたについて検証・分析を試みる。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス(講義の進め方)
第 2回 小津安二郎について 第 3回 『東京物語』鑑賞 第 4回 『東京物語』考察 第 5回 イマジナリーライン概論 第 6回 『麦秋』鑑賞 第 7回 『麦秋』考察 第 8回 『晩春』鑑賞 第 9回 『晩春』考察 第10回 紀子三部作分析 第11回 『秋日和』鑑賞 第12回 『秋日和』分析 第13回 女優・原節子論 第14回 戦前の小津安二郎・『青春の夢いまいづこ』鑑賞 第15回 まとめ テキスト・参考書
配付プリントを用いる。
授業時間外の学修
適宜、指示する。
成績評価の方法と基準
発言・提出物を総合した平常点に、学期末レポートの評価を加味して判定する。
備 考
諸事情によりリモート授業を実施する場合は、Teamsの「会議」を使って行います。
映像を観る=読むためには、日常の惰性的な感覚の働かせ方や思考回路から自らを意識して引き離す必要があります。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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