シラバス情報

授業科目名
財務会計論
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-203L
担当教員名
津村 怜花
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
簿記入門、工業簿記、会計学概論
次に履修が望まれる科目
経営分析論
【授業の目的と到達目標】
会計の意義、資産の評価基準や収益の認識基準などの財務諸表作成のルールや考え方を理解し、説明できることを目標とする。 
【授業の概要】
 会計学とは、企業の経営活動によって生じる財産などの変動やその変動によって生じた利益を測定し、株主、債権者や経営者等の利害関係者に報告することを研究する学問をいう。具体的には、企業が株主や債権者から集めた資金を、商品、土地、建物などのようなモノに運用した結果として、企業がどのくらい儲けたのかを正確に計算するためのルール、さらにその結果を正確に報告するためのルールを研究するものである。
 会計は、報告対象の違いによって財務会計と管理会計に分類される。財務会計は、企業外部への報告としての性格を持つのに対し、管理会計は企業内部への報告としての性格を有する。本講義では、前者の財務会計を対象とする。 
【授業計画と授業の方法】
※授業は全回、講義として行う。

※毎回授業前には該当する教科書の章や授業用資料など(ポータルに掲載)をよく読み、予習をすること(所要時間30分程度)。また、ポータルのアンケート機能を用いて復習課題を配信しますので、授業資料を見返して問題を解き理解を深めること(所要時間30分〜1時間程度)。

第1回 オリエンテーション—会計の種類と役割—(第1章)
第2回 財務会計のシステムと基本原則①(第2章)
第3回 財務会計のシステムと基本原則②(第2章)
第4回 企業の設立と資金調達(第3章)
第5回 仕入・生産活動(第4章)
第6回 販売活動(第5章)
第7回 収益認識の会計基準(第5章・第8章)
第8回 設備投資と減価償却(第6章)
第9回 資金の管理と運用(第7章)
第10回 国際活動(第8章)
第11回 税金と税効果会計(第9章)
第12回 配当(第9章)
第13回 財務諸表の体系と公開(第10章)
第14回 企業集団の財務報告①(第11章)
第15回 企業集団の財務報告②および質疑応答(第11章)
テキスト・参考書
桜井久勝・須田一幸、『財務会計・入門(第14版)』有斐閣、2021年。
この他必要に応じて、適宜資料を配布する。
授業時間外の学修
桜井久勝、『財務会計講義(第22版)』中央経済社、2021年。
伊藤邦雄、『新・現代会計入門(第4版)』、日本経済新聞社、2020年。
成績評価の方法と基準
定期試験(70%)と復習課題(30%:ポータル配信)で評価する。
備  考
授業内容については、講義の進行速度、受講生の理解度等に合わせて若干の変更もあり得る。

なお、オンライン授業を行う場合は、資料・動画コンテンツによるオンデマンド授業とする。配信には動画コンテンツは教材フォルダー、講義資料等はポータルも利用する。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容