教員名 : 趙 怡純
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授業科目名
製品開発論
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-211L
担当教員名
趙 怡純
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
生産管理論(生産システム論)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
本科目は製品開発にかんする理論や概念を理解し、現代企業の問題や今後の展望について考察するための視点を修得することを目的とします。 具体的な到達目標は、(1)製品開発の理論や概念を説明できるようになる、(2)製品開発機能の国際化や企業の共同開発の特徴や問題点について説明できるようになる、(3)価値が多様化する現代企業の製品開発にかんする課題について考察できるようになることです。
【授業の概要】
本科目は企業の製品開発やそのプロセスにかかわる基本理論について紹介します。企業の基本的な活動は製品やサービスを生産し、それらを顧客に提供することです。その根幹でもあり付加価値を生み出す源泉ともいえる製品開発の概念について事例を踏まえながら解説します。 製品開発において消費者視点に立つマーケティングの思考やブランド構築の概念も重要ですが、本科目はおもに戦略、技術、イノベーション、開発のプロセスや組織のマネジメントの観点から製品開発のあり方を議論します。また、複数企業による共同開発や開発機能の海外展開について日本企業の海外進出と海外企業の日本進出の両方の事例を踏まえながら、製品開発の課題について考察します。
【授業計画と授業の方法】
1. 講義概要の説明:製品開発とはなにか
2. 製品開発の基礎知識(1):製品開発の本質と競争力 3. 製品開発の基礎知識(2):製品戦略 4. 製品開発の基礎知識(3):製品開発とイノベーション 5. 製品開発のマネジメント(1):製品アーキテクチャの概念 6. 製品開発のマネジメント(2):製品開発組織のデザイン 7. 製品開発のマネジメント(3):コンカレントエンジニアリング 8. 製品開発のマネジメント(4):コモディティ化 9. 製品開発と市場創造(1):顧客価値創造の事業システム 10. 製品開発と市場創造(2):企業間協働による製品開発 11. 製品開発と市場創造(3):技術の社会的形成アプローチ 12. 製品開発の国際移転(4):アート思考のものづくり 13. 製品開発の国際移転(1):製品開発機能の現地化 14. 製品管理の国際移転(2):グローバルR&Dマネジメント 15. 総括:製品開発を取り巻く環境の変化 ※ 授業の形式は、すべて「講義」です。 ※ 各回の事前・事後学習にはおよそ1時間程度の取り組みが必要です。参考書の該当箇所を読む、配布した資料や紹介した参考文献をもとに復習する、日ごろから新聞やニュース等で情報を収集し、自ら考える習慣をつけてください。 ※ 毎回、コミュニケーションカードの課題を出します。その内容は適宜、授業中にフィードバックします。また、授業の中盤あたりで小レポートの課題を出します。 テキスト・参考書
テキストは使用しません。
授業時間外の学修
延岡健太郎『MOT“技術経営”入門』(日本経済新聞出版社)2006年
石井真一『国際協働のマネジメント』(千倉書房)2013年 その他は授業中に適宜ご案内します。 成績評価の方法と基準
コミュニケーションカード(15%)、小レポート(25%)、期末テスト(60%)
備 考
受講生の皆さんの意見を伺いながら授業を進めていきたいと考えています。そのため、上記の授業計画はあくまでも暫定的なものであり、授業内容や順番については変更の可能性があることをご了承ください。
また、講義科目ではありますが、受講生には受け身ではなく自ら考え積極的に発言することを求めます。新型感染症の状況によってオンライン授業になる場合は、Teamsを使用したリアルタイムの授業を行うと同時に、資料と動画をオンデマンド配信します。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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