シラバス情報

授業科目名
金融論2
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-208L
担当教員名
神﨑 稔章
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
金融論1
次に履修が望まれる科目
貨幣経済学
【授業の目的と到達目標】
カレントな動向を踏まえた経済の金融的側面を理解することができるようになることを目標とする。
【授業の概要】
目的:金融は経済の血液と呼ばれる程,社会に欠かせないものである。現代社会において発生するリスクは金融にまつわるものに起因していることが少なくない。本講義は基礎的な理論や制度,金融に関連する体系的習得のための講義を行う。
概要:金融市場と金利,債券や株式,マクロ経済と金融政策,金融危機,金融規制等金融経済に関わる内容を説明する。

尚、社会状況の変化が生じた場合、オンライン活用によって履修生とのやり取りに柔軟に対応する(備考参照)。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス (講義)
第 2回 金融市場(1)短期金融市場 (講義)
第 3回 金融市場(2)長期金融市場 (講義)
第 4回 金融市場の変遷 (講義)
第 5回 デリバティブ(1)先渡と先物、オプション、スワップ (講義)
第 6回 デリバティブ(2)二項モデル、BSモデル (講義)
第 7回 金利と資産価格 (講義)
第 8回 リスク・ファイナンス(1)経済主体と損害保険 (講義)
第 9回 リスク・ファイナンス(2)ART、証券化 (講義)
第10回 伝統的なマクロ経済政策  (講義)
第11回 金融政策の目的と手段、非伝統的金融政策の効果 (講義)
第12回 信用秩序の維持、自己資本規制、預金保険制度を中心とするプルーデンス政策 (講義)
第13回 サブ・プライム・ローン問題(1) その背景と証券化 (講義)
第14回 サブ・プライム・ローン問題(2) 危機への対応 (講義)
第15回 まとめ (講義)

各回の授業の事前事後学習にはおよそ1時間程度を必要とする。
テキスト・参考書
板書やスクリーンに映し出す補足資料をスクリーンに映し出して授業を行う。
授業時間外の学修
家森信善『ベーシック+】金融論 』中央経済社、2016年。
伊藤正直『金融危機は再びやってくる』岩波書店、2012年。
成績評価の方法と基準
期末試験の結果によって評価する。
備  考
1.配布資料はあくまで授業の材料である。自らが考えノートを作り試験に備えること。参考書や新聞を読むなど日頃から自主的な学習を行うこと。
2.2022年度の授業実施形態表において最高度のレベルを要請される社会状況になった場合、授業実施形態は原則オンライン(Teamsやポータル)を用いた講義を継続することで、柔軟に対応する。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
社会状況の変化に落ち着きが見られた場合、保険業界や証券会社の方による講演を行う場合がある。