シラバス情報

授業科目名
財政学1
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-205L
担当教員名
栗田 広暁
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
公共経済学、地方財政論
【授業の目的と到達目標】
現行の制度を学ぶだけでなく、論理的な思考能力を養うことによって、望ましい財政のあり方について議論できるようになる。また、公務員を志望する学生は、本講義を通じて、公務員試験に必要な財政学の知識を身につける。
【授業の概要】
財政が果たす役割は大きく、租税の徴収および公債の発行による財源調達、ならびに公共財の供給を通じて、我々の生活に密接に関係している。経済学の分野において、財政学の役割は、政府の経済活動が広く社会に及ぼす影響を明らかにし、より望ましい財政の姿を経済学のアプローチを用いて考察することである。本講義では、主に日本の財政の歳入面に焦点を当て、租税や公債の制度や機能について解説を行う。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション+ミクロ経済学の復習(講義、演習、フィードバック)
第 2回 財政の機能と仕組み(講義、演習、フィードバック)
第 3回 日本の予算制度1:予算の種類と形式(講義、演習、フィードバック)
第 4回 日本の予算制度2:決算制度および財政投融資(講義、演習、フィードバック)
第 5回 租税とは何か:日本の租税制度の概要および租税原則(講義、演習、フィードバック)
第 6回 租税の各論1:所得税の制度(講義、演習、フィードバック)
第 7回 租税の経済効果1:所得税の経済効果(講義、演習、フィードバック)
第 8回 租税の各論2:消費税の制度(講義、演習、フィードバック)
第 9回 租税の経済効果2:消費税の経済効果(講義、演習、フィードバック)
第10回 租税の各論3:法人税の制度(講義、演習、フィードバック)
第11回 租税の各論4:その他の税(講義、演習、フィードバック)
第12回 公債の制度(講義、演習、フィードバック)
第13回 政策としての公債(講義、演習、フィードバック)
第14回 財政の持続可能性(講義、演習、フィードバック)
第15回 まとめ(講義、演習、フィードバック)

毎回授業の事前・事後学修にはおよそ1時間程度を必要とします。
テキスト・参考書
授業時間外の学修
必要に応じて授業中に指示する。
成績評価の方法と基準
期末試験の結果によって評価する。
備  考
本講義では、基本的なミクロ経済学の知識を必要とするため、1年次で学んだ入門レベルのミクロ経済学を復習していたほうが良いです。また、授業の復習をしっかりとすること。オンラインで実施する場合、MS-teamsを用いて同時双方向型授業を行います。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容