シラバス情報

授業科目名
特別演習3
担当教員
岡本 隼輔
開講年次
2年
単位数
2単位
学 期
2022年度前期
区分
週間授業
この授業の基礎となる科目
基礎数学2(線形代数)
経済学入門2(マクロ)

※同年度に履修中でも構いません。
次に履修が望まれる科目
【テーマ】
産業連関分析
【授業の目的と概要】
財やサービスを生産するためには、単一の企業や産業では不十分です。今日の経済活動において、1種類の財の生産は、他地域・他産業からの中間投入があって初めて成立するものです。
例えば1本のPET飲料品を生産する場合には、PETボトル、水、香料等の中間財が必要ですが、それらを生産する際にも別の中間財が必要なはずです。言い換えると、PET飲料水への需要が高まり生産額が増えると、PT飲料品を作っている産業だけではなく、水や香料を生産している他の産業の生産額も増えると期待されます。
このように生産面で一連の経済が活発になる様を数値化したようなものを経済波及効果と呼びますが、経済政策や地域活性化の際の効果試算として、しばしば産業連関分析が用いられます。
本講義では、産業連関表の仕組みから投入係数の計算や多産業に渡る経済波及効果の計測に至るまで理論面で学ぶことに加え、実際に自身で計算できるようになることを目指します。
【授業の到達目標】
PCを用いて経済波及効果の実証分析ができるようになることを目指す。
同時に、成果物として自身の設定したテーマに従った研究のまとめを執筆する。
テキスト
内容を履修者と相談の上、適宜指示します。
参考書
内容を履修者と相談の上、適宜指示します。
成績評価の基準等
研究の結果をまとめた最終レポートを中心に評価します。
予習・復習へのアドバイス
世の中の経済に影響を与えそうな事柄に関心を持って日ごろ備えておくと良いと思います。
事前に調べることに積極的に取り組むことが望まれます。
また折角の少人数講義ですので、臆せず質問することで出席者皆が多角的に学べると思います。
備  考
【原則オンラインでの授業実施となる場合】
基本的にTeamsでの実施とします。
個別に大学に来ることができる場合は、PPT作成や輪読資料の理解のために事前に研究室に来て学習することも想定されます。