シラバス情報

授業科目名
基礎演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-101S
担当教員名
趙 怡純
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
本科目は大学生に必要な自主的に学ぶための学習スキルを修得することを目的とします。具体的な到達目標は、(1)学習スキルの基礎となる「調べる・書く・発表する・議論する」力を身につける、(2)プレゼンテーションの作法やレポートの書き方を身につける、(3)受講生が互いに切磋琢磨しながら論理的思考力やコミュニケーション能力を身につけることです。
【授業の概要】
大学での学びは高校までの学びとは大きく異なります。高校までの学びはおもに事前に用意された問題に対して答えを導き出すことが重要視されます。皆さんは「勉強」をして、明確な答えのある問題の解き方を学んできたと思います。しかし、これまでの学習スキルは大学では通用しないこともあります。大学では皆さんがご自身で問題(明確な答えのない)をみつけ、様々な資料を収集・分析し、論理的に物事を考え、自分なりの答えを導き出していくことが重要視されます。社会に出れば正解のない問題に直面します。これまでの「勉強」というスタイルでは正解のない問題に立ち向かうことができません。そこで、本科目は大学での学び方、正解のない問いに立ち向かうためのスキルを実践的に身につけてもらいます。また、専門演習に向けて「研究」するためのスキルや作法についても学習します。授業を通じて他の受講生と交流を深めながら、今後の大学での学びがより充実したものになるように、学習スキルの基礎を習得してもらうことを狙いとしています。
【授業計画と授業の方法】
1. 講義概要の説明、自己紹介
2. 大学生活の基礎(1):学生生活の諸注意事項の確認、e-mailの作法 【講義】
3. 大学生活の基礎(2):図書館の利用、参考・引用のルール(入門編)を理解する 【講義】
4. 輪読とディスカッション(1):輪読の狙いとレジュメの作成方法、討論と議論の違いを理解する 【講義】
5. 輪読とディスカッション(2):各グループの発表とディスカッション 【発表・グループディスカッション】
6. 輪読とディスカッション(3):各グループの発表とディスカッション 【発表・グループディスカッション】
7. ショートプレゼンテーション (1):問いの立て方、発表の構成や流れを理解する 【講義】
8. ショートプレゼンテーション(2):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】
9. ショートプレゼンテーション(3):各グループの発表 【発表・フィードバック】
10. レポートの書き方(1):レポートの作法を理解する 【講義】
11. レポートの書き方(2):参考・引用のルール(基礎編)を理解する 【講義】
12. 最終成果(1):プレゼンテーションのテーマ設定 【講義・グループディスカッション】
13. 最終成果(2):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】
14. 最終成果(3):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】
15. 最終成果(4):各グループの発表、学期末レポートの執筆 【発表・フィードバック】

※ 授業の形式は、講義、発表、ディスカッションなど各回の内容によってさまざまな形式をとります。
※ 毎回課題を出しますが、その事前・事後学習にはおよそ1〜2時間程度の取り組みが必要です。
テキスト・参考書
テキストは使用しません。
授業時間外の学修
授業中に適宜ご案内します。
成績評価の方法と基準
授業への取り組み・意欲・態度、積極的な発言、課題の達成度をもとに総合的に評価します。
備  考
本科目は教員の説明をただ聞くという授業ではなく、受講生の発言・発表がメインとなります。そのため、受講生の積極的な参加がなくては成り立たないので無断欠席・遅刻は厳禁とします。また、グループワークを行いますので、他の受講生への迷惑になるような行動は慎み、受講生同士が交流を深められるような環境づくりを心掛けて下さい。上述のとおり、毎回課題が出ますので、負担は大きいことを事前にご了承ください。また、新型感染症の状況によってオンライン授業になる場合は、Teamsを使用したリアルタイム(双方向型)の授業を行います。 
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容