簿記入門

1年

2022年度後期

2単位

E-MN-102L/G-SS-131L

芝田　全弘

単独

教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目（高等学校　商業）
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目

商業簿記、会計学概論、財務会計論、工業簿記

簿記の考え方を理解し、企業の財政状況及び期間業績を算定できるようになることを到達目標とする。簿記入門では、具体的には日商簿記検定3級レベルの簿記における精算表の作成までの知識と技術を習得することを目指す。

この科目は、ディプロマポリシーの「経済社会・企業社会・情報社会の仕組みを理解し、経済・経営に関わる情報・データを適切な方法で収集・分析し、課題の発見や解決に取り組む能力」の取得に寄与する。

いくら儲かっているのか、期日までにお金が支払えるのか、などを把握できないと商売は成り立たない。簿記はこれらの点を把握する知識であり、技術である。簿記なしに商売を行うことはできない。簿記の考え方を学習することは、会計学だけでなく経営学や経済学などの学習、また就職時及び起業時の一般常識としての基礎知識であり、必須のものといえる。問題練習を通じて、簿記の知識と技術を体系的に習得することを目指す。

第１回　簿記の歴史・簿記の流れと財務諸表の見方（講義）
第２回　商品売買（講義）
第３回　現金預金（講義）
第４回　手形（講義）
第５回　有価証券と固定資産（講義）
第６回　その他の資産および負債（講義）
第７回　株式会社の資本（講義）
第８回　中間テスト
第９回　帳簿の仕組み（講義）
第１０回　試算表（講義）
第１１回　伝票と仕訳日計表（講義）
第１２回　決算手続（１）—売上原価、貸倒れ、減価償却、現金過不足—（講義）
第１３回　決算手続（２）—収益・費用の前払い・前受け、収益・費用の未払い・未収—（講義）
第１４回　精算表（講義）
第１５回　帳簿の締切、財務諸表の作成（講義）

授業の内容・計画が変更することがある。
中間テストおよび期末単位認定試験の模範解答をポータルサイトで公開する。
毎回の授業の準備学習に30時間（2時間×15回）と関連する学習時間30時間が必要。

郡司健ほか、『現代簿記会計の基礎』、中央経済社、2020年。

必要に応じて、指示する。

中間テスト（30％）及び期末テスト（70%）の総合点で評価する。

簿記は知識と技術の習得が重要であるので、必ず手を動かすこと。
12桁の電卓を持参すること。

オンライン授業の場合は、ポータルサイトで資料を配信する。課題締切後に、模範解答をアップロードするとともに、課題に対し、コメントを付ける形でフィードバックを行う。

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