シラバス情報

授業科目名
発達と学習
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-201L
担当教員名
塚本 真紀
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程
【授業の到達目標及びテーマ】
テーマ1;生徒の心身の発達過程及び特徴の理解
目標1-(1)発達とは何か、発達を理解することが教育にどのようにつながるかを説明することができる。発達に影響を及ぼす要因や代表的な発達理論を説明することができる。
目標1-(2)運動・言語・認知・社会性の発達について、乳幼児期〜青年期までの各時期における特徴を説明することができる。

テーマ2;学習過程に関する基礎的知識の習得
目標2-(1)学びのプロセスや学習指導法の背景理論となる代表的学習理論を説明することができる。
目標2-(2)主体的な学びにつながる動機づけ・集団形成・学習評価のあり方について、生徒の発達の特徴と関連づけて説明することができる。
目標2-(3)学習者の心身の発達をふまえ、代表的な学習指導法・指導形態を効果的に活用して、主体的な学習活動を支える指導の工夫を考案することができる。
【授業の概要】
効果的な教育実践に必要な発達と学習に関する基礎的知識を習得することを目的に、教育心理学領域の基礎理論について、学校現場での出来事・諸課題と関連づけながら講義する。毎回の講義で、講義内容をふまえた演習課題または確認テストを実施する。
【授業計画】                 講    義    内    容
第1回:発達と学習を支えるしくみ、発達と学習を理解することと学校教育とのつながり(講義)
第2回:発達と学習の基礎理論その1;成熟論的/行動主義的/認知心理学的アプローチ(講義)
第3回:発達と学習の基礎理論その2;社会文化的/状況論的アプローチ(講義)
第4回:発達と動機づけ、代表的な動機づけの理論、自己効力感、学習目標(講義)
第5回:各時期における発達の特徴その1;運動発達(講義)
第6回:各時期における発達の特徴その2;考える力の発達(講義)
第7回:各時期における発達の特徴その3;心理社会的発達(講義)
第8回:各時期における発達の特徴その4;社会性の発達(講義)
第9回:集団関係の発達、学校における集団づくり、適応の理解と支援(講義)
第10回:学びと適応の評価(講義)
第11回:アクティブ・ラーニングの視点から「深い学び」を考える−有意味受容学習、問題解決学習、発見学習−(講義と模擬授業)
第12回:アクティブ・ラーニングの視点から「対話的な学び」を考える−協働学習、体験からの学び−(講義と模擬授業)
第13回:アクティブ・ラーニングの視点から「主体的な学び」を考える−自ら学ぶ意欲とコンピテンス、批判的思考、メタ認知−(講義と模擬授業)
第14回:アクティブ・ラーニングの視点から「個に応じた学び」を考える−習熟度別学習、ティームティーチング、適性処遇交互作用−(講義と模擬授業)
第15回:学校教育の今日的課題の考察(講義と討論)

事前学修;テキストの指定範囲(次回授業内容に関連する範囲)を読み、課題への回答(300字程度)を提出してください。所用時間約30分~45分程度。
事後学修;講義内で実施する演習課題や確認テストをもとに、理解が不足している点について復習してください。所要時間約30分~45分程度。
テキスト
中澤 潤 編著『よくわかる教育心理学[第2版]』 ミネルヴァ書房、2022年
*2021年度までの授業に用いていたものとは版が異なります。
参考書・参考資料等
授業で紹介します。
学生に対する評価
事前事後課題への取り組み(30%)+授業中の課題・確認テストへの取り組み(30%)+期末レポート(40%)で評価
備  考
オンラインで実施する場合、ポータルで課題送受信や資料配信を行い、MS-teamsを用いて同時双方向型授業を行います。映像(ビデオ)と音声を用いた発表や模擬授業等を行ってもらうことがあります。