シラバス情報

授業科目名
人間工学概論
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
A-RC-231L/G-NS-231L
担当教員名
神邊 篤史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
仕事や日常生活において安全・快適で楽しく活動することを可能にするために、人間の特性を知り、それに合わせたモノや環境をデザインする基本的な方法について理解する。そして、その知識を応用して、身の回りにある人間工学的課題に対して解決方法を提案できるようになる。
【授業の概要】
人間工学は、人間の活動の全ての場面において、安全・快適、そして楽しく仕事・作業や生活ができるように環境の改善を行う研究の領域である。ここでいう環境は、私達を取り巻く建物全体から、一つ一つの道具にいたる人工物と、職場の雰囲気といった目に見えない環境までを含み、その対象は広い。この授業では、人間の身体的、心理的特性について、加齢に伴う特性の変化も含めて説明する。そして、人間の特性に合わせたモノや環境のデザイン、すなわち設計における工学的アプローチについて概説する。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション:人間工学とは、その対象は【講義】
第 2回 フィールドワークによる「使いにくさ」や「誤り」の発見【講義】
第 3回 生体システムから見たオフィス、工場における腰痛対策【講義】
第 4回 製品・サービスの感性評価【演習】
第 5回 作業分析による労働管理【講義】
第 6回 製品開発のための生理学的測定法【講義】
第 7回 製品開発のための心理学的測定法【講義】
第 8回 ユーザビリティとアクセシビリティ【演習・講義】
第 9回 ヒューマンエラーの発生要因とリスクマネジメント【講義】
第10回 人間の認知とその情報処理【講義】
第11回 人間中心設計【講義】
第12回 計測データの分析方法【講義・演習】
第13回 ユニバーサルデザインとバリアフリー【講義】
第14回 心身に障害のある人を支える技術【講義】
第15回 感性工学:人の感性に合った製品開発、講義全体の総括【講義】

授業の事前・事後学習には、1回の授業あたり1時間程度必要である。また、演習を実施する回を中心に、レポート課題を貸す予定である。レポート課題は指示された宛先に指定期日までに提出すること。
テキスト・参考書
PowerPointで必要な資料を提示します。
授業時間外の学修
長町三生(編):「商品開発と感性」、海文堂出版、2005(ISBN : 978−4−303−72391−0)
長町三生(編):「現代の人間工学」、朝倉書店、1986(ISBN : 978−4−254−20036−2)
成績評価の方法と基準
授業への取り組み(意見発表、質問など):30%、レポート:40%、試験:30%
備  考
【予習】第1回授業の前に、身の回りにある「使い勝手の悪いモノ」を見つけてください。
【復習】授業で紹介した課題解決アプローチを、身の回りにある「使い勝手の悪いモノ」に当てはめられるか検討してください。
オンライン授業の場合;資料・動画コンテンツによるオンデマンド授業、配信にポータルを利用
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容