西洋美術史２

1年

2022年度後期

2.00単位

J-RE-117L/A-SF-107L

西嶋　亜美

単独

教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目（中学校及び高等学校　美術）
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・美術理論及び美術史（鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの表現を含む）

西洋美術史Ⅰ

芸術文化論

18世紀から第二次世界大戦後にいたる、西洋近代美術史の基本的な流れを把握し、重要とされている作家と作品の知識を得ることが第一の目標です。
その過程で、作品を丁寧に観察し、その特徴を言葉でひとに伝えることの出来る「観る技術」の基礎を身につけましょう。

西洋美術史Ⅱでは、18世紀から20世紀に至る西洋近代美術の通史を、主な作家と作品を通して概観し、基本的な知識を得ることを目的とします。
基本的には講義形式で行い、古今の多くの作例の図版をプロジェクターで投影しつつ造形的特徴、表現内容、社会的背景などに説明を加えるとともに、授業中・授業外の課題を通じて主体的に「観る」ための作業に取り組んでもらいます。特に、重要な作家の特色や、芸術作品の定義を拡張するような新しいジャンルや表現様式に注目することで、西洋美術を楽しむ素地を獲得することができるはずです。
本講義は半年の講義ですが、前期の「西洋美術史Ⅰ」を履修のうえ、続けて履修すると、より教育効果も高く、楽しめます。

進度や受講生の関心に応じて、内容が前後することがあります。
毎回、形態は講義・課題（MC/RP）ですが、煩雑になるので省略しています。
各回の事前・事後の学修について、直接的には事後に復習として30分くらいは見ておいてください。他には以下「備考」欄に記しています
　
第　１回　オリエンテーション
第　２回 　ロココ美術
第　３回　新古典主義
第　４回　ロマン主義
第　５回　レアリスムの美術
第　６回　ポスト・レアリスムから印象派へ
第　７回　印象派の画家たち
第　８回　アカデミズムと後期印象派
第　９回　象徴主義と世紀末美術
第１０回　各国の世紀末美術
第１１回　キュビズムとフォーヴィスム
第１２回　20世紀前半の潮流(1)表現主義・未来派・構成主義
第１３回　20世紀前半の潮流(2)ダダとシュルレアリズム
第１４回　戦後の美術(1)抽象表現主義とポップ・アート
第１５回　戦後の美術(2)ミニマル・アート

プリントを配布します。

授業中に適宜指示します。

授業参加度（20％）、授業中・授業外の課題（40％）、筆記試験（40％）
感染拡大などの状況によって、試験をレポートに変更することがあります。その場合は前もってお伝えし、十分な準備期間を取ります。

オンライン授業の場合は、teamsを利用したリアルタイム講義を行います。
授業以外にも図書館の本等を利用して多くの図版を参照してください。また、近隣の展覧会等に足を運んで、可能な限り実際の作品を見てください。