教員名 : 西嶋 亜美
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授業科目名
美学
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期、2022年度後期
単位数
4.00単位
科目ナンバリング
J-RE-111L/A-SF-101L
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの表現を含む) この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
比較芸術論
【授業の目的と到達目標】
「芸術」とは、何でしょうか?あるいは「美」とは、「感性」とは?それらは歴史の中でどのように論じられ、いかに芸術の実践と関わってきたのでしょうか。これがこの授業のテーマです。
到達目標は、第一に、西洋の美学や芸術に関する議論を概観し、基本的な知識を獲得すること。そのうえで、様々な立場や考え方を理解することで、各々の研究や制作、生における問いに向き合う基礎となるような、広い視野と自らを客観的に位置づける考え方を身に付けることを目指します。 【授業の概要】
講義では、「美」や「感性」について論じた美学の理論や、それぞれの時代の芸術実践と密接に関連した芸術理論を、おおまかに年代順に概観します。私たちも日ごろ経験している「美」や他の価値、そして芸術について、各時代の最高の知性がどう考えたかを知るのは、それだけで非常にスリリングですし、価値や批評のメカニズムを理解することは、制作や作品解釈のためのヒントともなるでしょう。
教員による講義形式で行いますが、各回の課題の記述や、ときおり交えるグループディスカッションを通じて、受講生も議論に参加します。理解度や関心の度合いによって、進め方を調整・変更することがあります。 【授業計画と授業の方法】
「*GD」とある回はディスカッションを行うことを予定しています。他の回は講義・課題(MC/RP)ですが、煩雑になるので省略しています。
各回の事前・事後の学修について、直接的には事後に復習として30分くらいは見ておいてください。詳しくは以下「備考」欄に記しています。 第 1回 オリエンテーション:美学・芸術学の対象 *GD 第 2回 古代ギリシャ・ローマの議論(1)概観 第 3回 古代ギリシャ・ローマの議論(2)プラトン 第 4回 古代ギリシャ・ローマの議論(3)アリストテレス、プロティノス 第 5回 中世の美と芸術(1)概観 第 6回 中世の美と芸術(2)トマス 第 7回 ルネサンスの芸術論(1)概観 第 8回 ルネサンスの芸術論(2)アルベルティ 第 9回 ルネサンスの芸術論(3)レオナルド・ダ・ヴィンチ 第10回 ルネサンスの芸術論(4)ヴァザーリ、芸術ジャンルの比較 *GD 第11回 宗教改革・対抗宗教改革と美術理論 第12回 17世紀の芸術論(1)概観 第13回 17世紀の芸術論(2)イタリア 第14回 17世紀の芸術論(3)フランス・アカデミー 第15回 前期のまとめ 第16回 後期オリエンテーション *GD 第17回 18世紀の美学と芸術論(1)美学のはじまり 第18回 18世紀の美学と芸術論(2)フランスの議論 第19回 18世紀の美学と芸術論(3)カントの美学(1) 第20回 18世紀の美学と芸術論(4)カントの美学(2) 第21回 18世紀から19世紀へ(1)イギリス 第22回 18世紀から19世紀へ(2)ドイツ、フランス 第23回 19世紀の美学と芸術論(1)フランス 第24回 19世紀の美学と芸術論(2)ドイツ , *GD 第25回 20世紀の美学と芸術論(1)世紀転換期の議論 第26回 20世紀の美学と芸術論(2)モダニズム 第27回 20世紀の美学と芸術論(3)ポストモダニズム *GD 第28回 現代の芸術と諸問題(1)フェミニズムとジェンダー 第29回 現代の芸術と諸問題(2)芸術と現実 第30回 まとめとフィードバック テキスト・参考書
指定しない。プロジェクターを中心とした講義形式で進めます。
授業時間外の学修
適宜、講義内で指示します。
成績評価の方法と基準
授業参加度(20%)、授業中の課題(40%)、学期末試験(40%)
感染拡大などの状況によって、試験をレポートに変更することがあります。その場合は前もってお伝えし、十分な準備期間を取ります。 備 考
【オンライン対応について】オンライン講義の場合は、Teamsを使用したリアルタイム授業を行います。
【事前・事後の学修について】日ごろから意識的に芸術に触れましょう。美術館や映画館に足を運び、ジャンルを問わず本や漫画、DVDやインターネット配信等メディアに親しみ、SNS等の情報で気になったものは実際に(あるいはWeb上から)見に行く。とにかくインプットを増やして知らない世界を開拓してください。 その上で、抽象的な議論も、経験や制作・研究に関連付けて自分の言葉で理解するよう心がけてください。 その点では、あなたの生活・研究の折々に「事前・事後の学修」が行われることになりますが、数値に表すのは難しいので「研究計画」には間をとって記しました。 不明な点・掘り下げたい点に関しては、個別のアドバイスも行います。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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