シラバス情報

授業科目名
統計学1
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-104L/G-NS-102L
担当教員名
南郷 毅
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
統計学2
【授業の目的と到達目標】
この授業では、記述統計と確率をテーマにします。記述統計とは、多数のデータをもとに調査対象の全体像を把握する知識の体系です。記述統計を学ぶことにより、調査対象の特徴を調べるためのデータの表現方法、値の計算方法などが理解でき、調査対象について様々な側面から分析できるようになります。また、意味を理解した上で、表計算ソフトや統計ソフトを使えるようになります。
この授業では、記述統計の考え方や基本的な手法(作図、値の求め方)を理解し、平易な例について、実際に手を動かして計算できるようになること、基本的な確率の計算ができるようになることを目標とします。
【授業の概要】
初めて統計学を学ぶ、高等学校では数学1のみを履修している、といった状況を前提に、学生が理解できるように進めます。
数学記号の取り扱い方法からはじめて、記述統計として、ヒストグラム、箱ひげ図、散布図といったデータの表現方法、平均、分散、標準偏差、相関係数などの値について学びます。推測統計の準備として、確率を学びます。
授業中に簡単な問題を解く時間を設定し、学生が自分自身で理解状況を確認できるようにします。
毎回の授業に対して、学習内容を深めることを目的とした演習課題を付与します。この演習課題に取り組めば、目標は十分に達成できます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 授業の進め方、数学記号(平方根、絶対値、Σ記号、関数記号)の取り扱い(講義)
第2回 平均、5数要約(講義)
第3回 箱ひげ図、分散(講義)
第4回 データの標準化、偏差値(講義)
第5回 度数分布表とヒストグラムの作成(講義)
第6回 回帰関係の計算(講義)
第7回 決定係数と相関係数(講義)
第8回 散布図の書き方と相関係数(講義)
第9回 中間のまとめ演習(演習)
第10回 集合、順列(講義)
第11回 組合せ(講義)
第12回 標本点と確率(講義)
第13回 確率の加法定理、条件付き確率、確率の乗法定理(講義)
第14回 確率の乗法定理、ベイズの定理(講義)
第15回 学習事項のまとめ(演習)

事前学習:授業内容について、指定教科書の該当部分に目を通しておく(30分程度)
事後学習:授業に対応した課題に取り組む(60分程度) 
テキスト・参考書
宮川公男、『基本統計学(第4版)』、有斐閣、2015年
授業時間外の学修
テキストで取り扱われていない内容については、資料を配布します。
成績評価の方法と基準
期末試験(40%)、演習課題の実施状況(30%)、中間のまとめ演習(30%)で評価します。
備  考
・板書形式で実施します。必ずノートを準備してください。
・演習課題は、手計算と表計算ソフトの両方で解くとよいでしょう。
・オンライン授業になる場合の対応
  Teamsを用います。
  教材、課題、解説動画配信によるオンデマンド型授業を実施する予定です。 
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容