ドイツ語１

1年

2022年度前期

2.00単位

G-FL-111L

中村　道一

単独

ドイツ語２

テーマ：
・ドイツ語の発音と初歩的な文法を学び、ドイツ語圏の文化について知識を得る。
到達目標：
・ドイツ語の発音の仕組みを理解し、簡単な挨拶表現ができるようになる。
・ドイツ語の数詞（基数）を修得し、12時間制の時刻表現が理解できるようになる。
・動詞の現在人称変化と冠詞の格変化を理解し、短く平易なドイツ語文を作れるようになる。
・ドイツの地誌とドイツ語圏の代表的な企業を知る。

ドイツ語は、言語学的には英語と同じインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派西ゲルマン語群に属す言語で、英語とは兄弟語と呼べるほど近い関係にある言語です。ただし、兄弟ではありますが、英語に較べて発音はかなり簡素、文法はかなり複雑と、だいぶ性格の異なる言語です。日本語には、古くから医学や登山用語の中にカタカナ語として取り込まれ（カルテやザイルなど）、近年ではマンガやアニメの中の固有名詞としてよく用いられています（ネルフとかイェーガーとか）。
本講義では、そうしたドイツ語の発音と簡単な会話表現、ならびに初歩的な文法を、ドイツ南部の大都市ミュンヒェンを舞台としたDVD添付の初級総合教本（邦訳タイトルは『ミュンヒェンに夢中』……ハハハ）を用いて、また、ドイツ語圏の文化や地誌などについて別途資料を用意して、それぞれ学んでいきます。命令法は日本のマンガのドイツ語版を教材とします（読んだことのない作品は教材にしづらいので、ナルトやワンピース、進撃の巨人のような少年誌作品が中心になります）。要するに、ドイツ語とドイツ語圏文化について学ぶ講義です。ま、堅い話はともかく、挨拶のモインモイン（ドイツ語の挨拶の方言）とチュース（バイバイ）から始めましょう。
＊本稿作成時点（2022年1月2日）では、大学の方針として本年度は対面授業での実施を基本とすることが決まっています。感染拡大状況によりオンライン授業となった場合、オンタイムでの動画による授業実施は難しいため、ポータルを利用したオンデマンドでの授業となる予定です。
＊受講に際しての留意点を備考欄に記していますので一読して下さい。

第1回：講義ガイダンス，辞書・翻訳アプリ・参考書説明，ドイツ語の挨拶表現
　　　〜モインモインとチュース〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第2回：ドイツとドイツ語，ドイツ語のアルファベットと母音の発音
　　　〜ベーエンヴェーはYouTubeで〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第3回：ドイツ語の子音の発音，ドイツ語の数詞（基数），
　　　〜バッハとシュトラォス〜
　　　【講義・問題解決型学習／事前学修 0，事後学修 1】
第4回：Lektion 1 ドイツ語の文の作り方
　　　〜イッヒ トリンケ カフェー，カフェー トリンケ イッヒ〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第5回：Lektion 1 【教科書Uebungen】
　　　〜ヤー オーダー ナイン〜
　　　【講義・問題解決型学習／事前学修 1，事後学修 1】
第6回：Lektion 1 【教科書Dialog・Lesetext】
　　　〜トリンケン ヴィア リモナーデ？〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第7回：Lektion 2 ドイツ語の名詞の「性」「格」と定冠詞
　　　〜デアデスデムデン，ディーデアデアディー，ダスデスデムダス〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第8回：Lektion 2 定冠詞・不定冠詞・否定冠詞
　　　〜デン フント，アイネン フント，カイネン フント〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第9回：Lektion 2 【教科書Uebungen】，借用語
　　　〜ザイル，ピッケル，リュックサック〜
　　　【講義・問題解決型学習／事前学修 1，事後学修 1】
第10回：Lektion 2 【教科書Dialog・Lesetext】
　　　〜ダス イスト ダス ナツィオナールテアーター〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第11回：Lektion 3 ドイツ語の複数名詞，合成名詞
　　　〜ドライ ダックスフンデ〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第12回：Lektion 3 【教科書Uebungen・Dialog・Lesetext】
　　　〜オープスト ウント ゲミューゼ〜
　　　【講義・問題解決型学習／事前学修 1，事後学修 1】
第13回：Lektion 4 ドイツ語の不規則動詞，【教科書Uebungen】
　　　〜エス ギープト アイネン ゴット〜
　　　【講義・問題解決型学習／事前学修 1，事後学修 1】
第14回：Lektion 4 ドイツ語の命令法，ドイツにおけるマンガ受容
　　　〜ニム ダス！ シュティルプ！〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 1】
第15回：Lektion 4 ドイツ語の人称代名詞，【教科書Dialog・Lesetext】
　　　〜ヒルフスト ドゥ ミーア？〜
　　　【講義／事前学修 0，事後学修 2】
＊おおよそこのような進度で講義を進めますが，履修者数やオンライン授業の混在などによって，上記のスケジュール通りに進まない場合も考えられますし，本欄に掲載されていない内容を追加する予定もあります。
＊「講義」もしくは「問題解決型学習」とあるのは，その回の主な授業形式です。「問題解決型学習」とある回では，何らかの問題を授業内で解答して頂く可能性があります。
＊「事前学修」「事後学修」とあるのは，その回の講義を受講する上で必要とされる事前／事後の学修の目安の時間で，時間単位で表記されています。「問題解決型学習」回の場合は事前学修時間が設定されています。なお，文部科学省の規定に則れば，上記以外の関連準備学修時間として，前期では40時間が必要とされています。

アンドレア・ラープ、石井学 他著『ミュンヒェンに夢中 Ich (ハート) M（DVD付）』同学社 2017年 ISBN 9784810207446

辞書、ならびに参考書については、初回講義で資料を用意して説明します。

定期試験：50％　提出課題（１〜2回を予定）：30％　出席確認問題：20％
で判定します。
＊オンライン授業も混在の場合、評価の割合が変更される可能性があります。

＊感染拡大予防として、講義資料はすべてPDFファイルでの配信となります（紙媒体の配布や回収は原則として行いません）。対面授業では、講義内でスマートフォン、タブレット、PCなどの端末を使用し、講義資料の閲覧や、webリンクからの動画や音声を視聴、あるいは辞書代わりに使ってもらったり、webページを検索してもらうことなどがあります。講義には忘れずスマートフォンなどの端末を持参して下さい。独和辞書に準ずるもの（電子辞書やアプリを含みます）を所持していれば、それも持参して下さい。初回講義で詳しく解説します。
＊オンライン授業では、PDFファイルの閲覧を中心としたオンデマンドのオンライン授業になります。閲覧用のアプリ、できればAdobe Acrobat（無料版で構いません）をインストールしておいて下さい。また教科書添付DVDを視聴してもらうことが望ましいため、DVDを視聴できる環境があればなお良いです。初回講義で受講環境についてセッティングの確認を行います。
＊本講義の担当教員は「語学は広く楽しく」をモットーとしています。「可能なら深く」です。それを踏まえた上で、本講義が自分に合うかどうか、初回講義で十分に検討し、判断して下さい。

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