シラバス情報

授業科目名
応用英語1
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-203L
担当教員名
光原 百合
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
総合英語1,2
次に履修が望まれる科目
応用英語2(経済情報学科)
【授業の目的と到達目標】
戯曲形式のテキストを講読することにより、学生が英語のセリフに込められた登場人物の心情を理解できるようになり、英語を生きた言語として実感できるようになることを目指します。
【授業の概要】
テキストThe Sound of Music(サウンド・オブ・ミュージック) を講読します。このテキストはもともと、ミュージカル舞台の脚本であります。内容は楽しいラブロマンスミュージカルですが、第2次世界大戦直前のオーストリアが舞台で、ナチスドイツによる暴虐がはじまる直前の時代であり、それに命がけで抵抗した人々の物語でもあるので、国際感覚を養うためにも、そういった歴史背景も併せて理解してもらいたいと思います。この戯曲はその後、ジュリー・アンドリュース主演で映画化され、世界的に大ヒットしました。脚本であるため登場人物のセリフで構成されたテキストとなるので、セリフに込められた登場人物の心情を詳しく読み取ることで、学生が英語を、生きた言葉として実感できるようにするのが目標です。なお、この作品から生まれて世界的に有名になった歌がいくつもありますが、日本で最もよく知られているのは「ドレミの歌」でしょうか。他にも「エーデルワイス」、「私のお気に入り」、「すべてのやまにのぼれ」などがあります。これらは、すでに歌として知っている人も多いでしょう。それらの歌詞も改めて英語として味わいます。映画は配信、レンタルなどで見ることは難しくないと思いますので、授業前に鑑賞しておくと、テキストの理解が進むと思います。
なお、授業最初の数回を使って、英語の習得に必須である英文法の総復習(品詞と文の成分について)を行います。
【授業計画と授業の方法】
第1回 ガイダンス TheSound of Musicの歴史的背景について
第2回 はしがきやCast,など、テキスト冒頭の数ページの内容解説、脚本特有の舞台用語の説明
第3回 英文法の総復習(品詞と分の成分)と、軽視されがちな文法の重要性の解説
第4回 英文法の総復習の続き(文型について)
第5回 ここまでの英文法総復習のまとめの小テストとその解説
第6回 主人公マリアの修道院での暮らしぶり(テキストP1−5)
第7回 マリアが修道院にはむかない、と先輩修道女たちが決断する場面(P4-7)
第8回 マリアが修道院から出て別の生き方を選ぶ決意をする場面(P11-16)
第9回 修道院から出たマリアが、その後の生活場所となるフォン・トラップ大佐のうちを訪れる場面(P17-23)
第10回 マリアが大佐の7人の子供たちと打ち解ける場面。有名な「ドレミの歌」もここに登場します。(P24-28)
第11回 マリアがますます子供たちと仲良くなる場面(P29-32)
第12回 長女の恋話など繋ぎの場面(P32-37)
第13回 マリアのフォン・トラップ家での暮らしぶり(P38−42)
第14回 嵐の夜にマリアの部屋に集まる子供たち(P44-48)
第15回 大佐がマリアを認めて受け入れる場面(P49-57)
第16回 単位認定試験

授業前には、予習の前に、次回授業の重要ポイントをポータルに配信します。予習の手引きとしてください。
テキスト・参考書
The Sound of Music (Howard Lindsay and Russel Crouse 著) 出版 金星堂
授業時間外の学修
ミュージカル The Sound of Music 作曲 リチャード・ロジャーズ、作詞 オスカー・ハマーシュタイン(ブロードウェイミュージカルの名コンビ(ロジャーズアンドハマーシュタインと並び称されている)による作品)
成績評価の方法と基準
試験成績(70) 平生点(30)
備  考
テキストの終わり近くにNotes(注)がまとめてあり、読解に非常に役立つので活用して下さい。
全面オンラインの場合、チームズの会議システムを用いたオンライン授業とします。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容