シラバス情報

授業科目名
数学の基礎と歴史
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-NS-103L
担当教員名
宮川 貴史
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
数学と社会生活との関わり、数学の起源や歴史的背景に触れることで現代数学の重要性についての認識が深まる。
一定の計算力・応用力を身につけるためには、完成された現代数学を学ぶことが近道であるが、本講義では学問の習得だけでは得られない以下の素養が身につく。
⑴ 数学を学問体系としてのみではなく、数学の内容が生活や自然科学・社会科学とどのように関わっているかを知る。
⑵ 数学者のどのような思考によって数学という学問が創られてきたのか知る。
⑶ 「数学」という学問の創造の過程を知ることで、他の分野における論理的思考力や問題解決力が身につく。
【授業の概要】
上記の到達目標に沿って、数学の基礎的な起源や歴史的背景などを重点とし、予備知識・専門知識をほとんど必要としない下記のような一般的な内容を扱う。

※下記の授業計画は,受講生の習熟度や進度状況に応じて変更する場合があります。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 数学と社会生活⑴:複利計算とローン返済
第 2回 数学と社会生活⑵:コンピュータとn進法
第 3回 数の歴史と発展⑴:有理数の発見
第 4回 数の歴史と発展⑵:無理数の発見
第 5回 無理数とその歴史
第 6回 代数学とその歴史⑴:あみだくじと対称群
第 7回 代数学とその歴史⑵:ブール代数
第 8回 方程式論とその歴史⑴:解の公式
第 9回 方程式論とその歴史⑵:5次以上の代数方程式
第10回 微分積分学とその歴史⑴:面積のはかり方
第11回 微分積分学とその歴史⑵:取りつくし法,ニュートン法
第12回 無限のパラドックス
第13回 ギリシア三大作図問題⑴:角の三等分問題
第14回 ギリシア三大作図問題⑵:さまざまな作図不可能問題
第15回 整数論とさまざまな未解決問題
テキスト・参考書
必要に応じて資料を配布
授業時間外の学修
成績評価の方法と基準
レポート(50%),最終試験(50%)
備  考
活動制限指針判断基準レベルに応じた授業形態
 ・レベル2以上: オンライン授業(VODコンテンツ)
 ・レベル1: 対面授業およびオンライン授業(VODコンテンツ)の併用(※)
 ・レベル0.5以下:  対面授業
(※)受講者数により変更する場合があります。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容