教員名 : 渡邉 義孝
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授業科目名
建築環境論
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-NS-132L
担当教員名
渡邉 義孝
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
日ごろ意識していない住まいや環境、まちなみに目を向け、生活やアートの根本にある建築空間への理解を深める。そして持続可能な社会、環境共生の具体的手法について、自分の意見を持ち実践できる主体となることを目標とする。
【授業の概要】
主に住宅建築の計画と生活空間としての都市景観、建築や町を媒体とした環境共生のあり方について学ぶ。
教室での学習の他に、空き家再生に取り組むNPO等と連携しながら、尾道のまちなみや再生民家を巡るフィールドワークを取り入れ、斜面地の特異なまちなみの歴史と構成を理解し、歴史的建造物を維持、活用する方法と理論を学ぶ。 スクラップアンドビルドではない持続的な住まい観を、日本の伝統的な民家の姿に求めながら、実際に講師が関わった住宅再生の現場と、ユーラシアをはじめとした異文化圏での調査を元にして、展開する。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 尾道の都市景観(坐学講義とフィードバック)
第 2回 近代住宅建築の成立と変遷 〜洋館の誕生と尾道(坐学講義とフィードバック) 第 3回 民家から何を学ぶか(坐学講義とフィードバック) 第 4回 長江通りに見る街の形成史【まちあるきフィールドワーク1】 (終了後にTeams等によるフィードバック) 第 5回 アジアの住宅に見るエコロジー(坐学講義とフィードバック) 第 6回 セルフビルド住宅 〜家をつくる自由(坐学講義とフィードバック) 第 7回 斜面地に見る尾道の建築の多様性【まちあるきフィールドワーク2】 (終了後にTeams等によるフィードバック) 第 8回 健康と建築空間 〜シックハウス問題から見えるもの(坐学講義とフィードバック) 第 9回 山手の住まいとかわるまち 〜空き家再生・環境負荷と自然エネルギー(坐学講義とフィードバック) 第10回 海と山に刻まれた歴史を辿る【まちあるきフィールドワーク3】 (終了後にTeams等によるフィードバック) 第11回 民家再生と耐震補強(坐学講義とフィードバック) 第12回 環境共生と持続可能性(坐学講義とフィードバック) 第13回 空き家はいかに再生されたか〜ガウディハウスを見る【まちあるきフィールドワーク4】 (終了後にTeams等によるフィードバック) 第14回 温熱環境と光を学ぶ(坐学講義とフィードバック) 第15回 人が生きるまちの再生へ〜空き家再生と定住化をめざして(坐学講義とフィードバック) 各回授業の事後学習にはおよそ1時間程度を必要とし、課題を課す場合は指示された宛先に指定期日までに提出すること。 テキスト・参考書
なし
授業時間外の学修
蔵前仁一・矢津田義則・渡邉義孝『セルフビルド 家をつくる自由』(旅行人/2007年)
大西一也『すまいのかたち』(日本教育訓練センター/2011年) 成績評価の方法と基準
試験成績(50%)、毎回提出させるフィードバック・感想文(40%)、授業への意欲・姿勢(10%)の積み重ねによる総合評価。
備 考
事前学修(授業についてのリサーチ)10分、事後学修(出席レポート)60分程度。
授業後に、自身の関心に基づき書籍、ウェブなどで復習し理解を深めるとともに、自分の意見を持つように努力されたい。なお、状況に応じて、一部または全部をオンライン(オンデマンド)形式とする場合がある。その場合は、TeamsとYouTubeを併用し、視聴後にアンケートを提出させてフィードバックを行なう。 担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家によるフィールドワーク等を伴う授業
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