シラバス情報

授業科目名
現代語学専門演習a
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-321S
担当教員名
灰谷 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
日本語学講義2・4
次に履修が望まれる科目
卒業論文
【授業の目的と到達目標】
フィールドワーク系の言語研究の方法について、明らかにしたいことと範囲に合わせて適切な手法を用い、データを集めることができる。
集めたデータを適切なツールで処理し、データの本質的な特徴をつかむための分類分析の観点を発見できる。自分の着想をデータに基づいて実証的に証明・論証できる。
【授業の概要】
現代日本語の研究課題と研究方法を学びます。特に、前期のaでは日常会話をベースとした音声言語のなかから問題を発見し、適切にデータを記録・収集し、データベースをつくって分析をおこない、見通し・仮説を検証するという、課題発見解決能力をトレーニングします。扱う素材やテーマはかなり自由です。問題を発見するプロセスを体験することを重視しています。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス、演習ローテーション決定(講義)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 自分のテーマにしたいことを考えて(10以上)リストにする(100分)
第 2回 フィールドワークの方法的特徴・自分のテーマ案を発表する。(講義)
・事前学習 事前資料をよんでおく・自分のテーマを説明する資料をつくる(30分)
・事後学習 挙げたテーマに関係した文献を検索してリストをつくる(150分)
第 3回 フィールドワークの論理・音声資料の文字化の方法(講義・実習)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 課題、自然傍受法での言語カードを20枚とってくる。(150分)
第 4回 参考文献の探し方とリスト化・調査項目・調査票のつくりかた(講義・実習)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 課題、自分の調べたいことを調査票に表現する。(150分)
第 5回 データの設計と表現(グラフ・表の用い方)(講義・実習)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 課題、エクセルで表をつくりグラフ化する。(150分)
第 6回 担当者発表(発表・討議) 
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第 7回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第 8回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第 9回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第10回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第11回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第12回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第13回 担当者発表 (発表・討議)
・事前学習 発表者の事前配布資料をよんでおく(30分)
・事後学習 紹介された関係論文を読む(150分)
第14回 講義:標準的な学術レポートの書き方(アカデミックライティング)(講義)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 各自の発表をレポート化する(150分)
第15回 総括(講義・討論)
・事前学習 事前資料をよんでおく(30分)
・事後学習 追加資料をととのえレポート作成にはいる(一週間)
テキスト・参考書
特定のテキストは使用しません。参考文献は適宜紹介します。
授業時間外の学修
学習技術研究会(2019)『知へのステップ 第5版 大学生からのスタディ・スキルズ』 くろしお出版
佐藤郁哉(1992)『フィールドワーク書を持って街へ出よう』新曜社
藤原与一監・神部宏泰編(1984)『方言研究ハンドブック』和泉書院
日本方言研究会・方言研究支援プロジェクト サイトURL
http://dialectology-jp.org/wiki.cgi?page=%CA%FD%B8%C0%B8%A6%B5%E6%BB%D9%B1%E7%A5%D7%A5%ED%A5%B8%A5%A7%A5%AF%A5%C8
『日本語学辞典』『日本語学研究事典』『言語学事典』他適宜紹介します。
成績評価の方法と基準
発表に向けた作業過程と内容(60%)、演習への参加態度(30%)、授業への参与状況(10%)
備  考
対⾯・オンラインにかかわらず、Teamsとポータルを授業情報や課題の連絡ツールとして活⽤し
ます。質問・討議等にも使います。
オンライン時は演習発表質疑応答を会議機能とチャットでおこないます。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容