![]() 教員名 : 藤本 真理子
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授業科目名
日本語学基礎演習
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-103S
担当教員名
灰谷 謙二、藤本 真理子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
古典語の文献資料の扱いや適切な資料の読み取りなどの力を身につけ,古典語への知識を深める。それと同時に,発表と質疑により,論理的な思考のトレーニングも行う。主体的に考え,調べ,報告する技術を習得する。
【授業の概要】
近世期に書かれた方言辞書,越谷吾山の『物類称呼』を中心に取り上げる。この書の資料的価値を概説した上で,具体的な項目について検討していく。
検討に際しては,各自,古典作品から実際の用例を収集・分析し,他の方言資料などと照らし合わせる。 また,引用資料や分類方法などを現行の辞書と比較検討し,類似点・相違点を自ら考え,整理できるようにする。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 導入(資料の紹介ほか)(講義)
第 2回 近世期辞書および方言資料の概説(講義、小課題) 第 3回 古典語資料をあつかう際の注意点(講義、小課題) 第 4回 教員による発表,具体的方法の例示(講義) 第 5回 参考資料・関連論文紹介(講義) 第 6回 学生の発表と質疑応答(1)—資料作成の基礎—(発表,ディスカッション) 第 7回 学生の発表と質疑応答(2)—口頭発表の基礎—(発表,ディスカッション) 第 8回 学生の発表と質疑応答(3)—グループワークの取り組み方—(発表,ディスカッション) 第 9回 学生の発表と質疑応答(4)—グループワークの効果—(発表,ディスカッション) 第10回 学生の発表と質疑応答(5)—ディスカッションの取り組み方—(発表,ディスカッション) 第11回 学生の発表と質疑応答(6)—ディスカッションの効果—(発表,ディスカッション) 第12回 学生の発表と質疑応答(7)—レポート作成に向けて—(発表,ディスカッション) 第13回 学生の発表補足(1)—レポート書式についての基礎—(発表,ディスカッション) 第14回 学生の発表補足(2)—レポート内容についての基礎—(講義,グループワーク) 第15回 まとめ(講義,グループワーク) ●事前学習;第6〜14回までは発表者が提示した事前資料、担当箇所に目を通しておく。(各0.5時間) ●事後学習;発表グループに対しての質問やコメントを期日までに示す。(第5・6回目の授業内で追加説明あり) テキスト・参考書
購入の必要は特になし。講義回はプリントを配布する。
次のオンラインデータを参照できるようにしておくこと。 『諸国方言物類称呼』(日本語史研究資料 [国立国語研究所蔵]) https://dglb01.ninjal.ac.jp/ninjaldl/bunken.php?title=buturuisyoko 授業時間外の学修
『片言・物類称呼・浪花聞書・丹波通辞』(覆刻日本古典全集)ほか随時,紹介する。
成績評価の方法と基準
受講態度・発表内容・期末レポートにより,総合的に判断する。
オンライン授業となる回は、毎時、必ずポータルより課題の提出を求める。対面授業では、場合によって、コメントシートの提出が求められる回がある。 備 考
現行の辞書や方言資料などを見ておくとよい。
オンラインで実施する場合、ポータルで課題送受信や資料配信を行い、MS-Teamsを用いて同時双方向型授業を行う。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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