シラバス情報

授業科目名
日本語表現法
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLG-101S
担当教員名
原 卓史
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
なし
次に履修が望まれる科目
日本文学講読5
【授業の目的と到達目標】
・学生が言語や日本語表現にかんする重要事項を学び、エッセイや論文・レポートの作成の仕方を学ぶことを目標とする。受講生ひとりひとりの文章表現力、論文・レポート作成能力の向上を目指す。
・日本文学・日本語学に関する自由課題を設定し、学期末レポートの作成を目指す。作品の分析の仕方、資料の収集の仕方、先行研究の収集の仕方、図書館・文学館・資料館などの利用方法などを学ぶことを通して、半期をかけてレポートを完成させる。
・言語活動の重要性を認識し、日本語表現のための基本的な知識と技術を習得することを目標とする。
【授業の概要】
・先行研究の探し方、大学図書館・公共図書館の利用方法、文学館・資料館などの利用方法、プレゼンテーションの仕方などを通して、論文・レポートの書き方を学ぶ。
・授業のなかで、教員が質問をしたり学生たちが協力したりして取り組む時間を設ける。また、学期末レポート課題の途中経過について、プレゼンテーションをしてもらう場を用意している。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス(講義)
・事前課題 事前資料を読む(60分)
・事後課題 課題の小説(坂口安吾「狂人遺書」)を読む(90分)
第 2回 言語の役割・辞書の活用・情報倫理(講義)
・事前課題 坂口安吾「狂人遺書」論の感想文を書く(90分)
・事後課題 拙稿「坂口安吾「狂人遺書」論」を読む(90分)
第 3回 テーマの絞り込み(講義)
・事前課題 拙稿「坂口安吾「狂人遺書」論」の感想文を書く(90分)
・事後課題 課題の小説(坂口安吾のもの)を読む(90分)
第 4回 論文の収集(1)—文献検索の方法(講義)
・事前課題 前回の課題の感想文を書く(90分)
・事後課題 学生自身が課題を探し、研究したいことを考える(90分)
第 5回 論文の収集(2)—論文の収集・目録の作成(講義)
・事前課題 研究してみたいことに関する論文を探して読んで、400字程度で纏める(90分)
・事後課題 書いた400字レポートの内容の更新をはかる(90分)
第 6回 論文の収集(3)—いい論文の見極め方(講義)
・事前課題 学生自身が論文・レポートを執筆するにあたって、より良い論文を探す(90分)
・事後課題 見つけた論文を読んでみる(90分)
第 7回 研究資料の収集(1)—図書館・WEBの検索(講義)
・事前課題 学生自身が論文・レポートを作成するにあたって、図書館で資料を探す(90分)
・事後課題 見つけた資料を読んでみる(90分)
第 8回 研究資料の収集(2)—研究所・資料館・文学館の検索(講義)
・事前課題 学生自身が論文・レポートを作成するにあたって、学外の施設の利用が可能か探す(90分)
・事後課題 利用可能であれば、実際に利用してみる(90分)
第 9回 文章の実例紹介と批評(1)—書簡文を中心に(講義)
・事前課題 400字レポートを書き足して、1000字程度のものを作成し提出する(120分)
・事後課題 書簡文に関する書き方を理解する(60分)
第10回 文章の実例紹介と批評(2)—エッセイを中心に(講義)
・事前課題 事前に授業資料(レジュメ)を読む(60分)
・事後課題 実際にエッセイを作成してみる(120分)
第11回 論文執筆の基本(1)—論文の構成(講義)
・事前課題 事前に授業資料(レジュメ)を読む(60分)
・事後課題 学生自身が書いてきたレポートについて、不備が無いか確認しつつ続きを書く(120分)
第12回 論文執筆の基本(2)—研究史の理解・結論の示し方(講義)
・事前課題 学生自身が書いてきたレポートを、さらに書き足していく(90分)
・事後課題 学生自身が書いてきたレポートを、授業内容を踏まえつつ書き足していく(90分)
第13回 プレゼンテーションの技法(1)(演習)
・事前課題 学生が書いてきたレポートの一部を、プレゼンテーション用資料として作成しteamsに提出する(90分)
・事後課題 プレゼンテーションで出た課題を修正し、さらにレポートを書き進めていく(90分)
第14回 プレゼンテーションの技法(2)(演習)
・事前課題 学生が書いてきたレポートの一部を、プレゼンテーション用資料として作成しteamsに提出する(90分)
・事後課題 プレゼンテーションで出た課題を修正し、さらにレポートを書き進めていく(90分)
第15回 まとめ(講義)
・事前課題 4000字以上のレポートを作成し、ポータルサイトに提出する(90分)
・事後課題 レポートの達成点と課題とを分析する(60分)
テキスト・参考書
レジュメ(授業用プリント)を配信する。
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
授業への取組・意欲・態度50%、期末レポート50%で評価する。
備  考
・対面・オンラインにかかわらず、teamsとポータルサイトを使用する。
・オンライン授業の場合は、teamsを用いたリアルタイムの授業を行う。
・オンライン授業は、teamsの「〇〇年度後期日本語表現法」チームを使用する。授業用資料(レジュメ)、授業音声はチーム内のファイルにアップロードする。
・課題は、ポータルサイトの日本語表現法の「課題提出」欄に提出すること。
・プレゼンテーションは、teamsのファイルに提出すること。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容