![]() 教員名 : 原 卓史
|
授業科目名
日本文学講読5(近現代)
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-225L
担当教員名
原 卓史
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
日本文学史5
次に履修が望まれる科目
日本文学講義4
【授業の目的と到達目標】
・日本近現代文学の長編小説を一作品取り上げて、様々な文学理論を用いて分析することで、学生が作品を多角的に読めるようになることと、文学理論を援用することができるようになることを、授業の目標とする。
・今年度は、赤神諒『空貝(うつせがい)—村上水軍の神姫』の精読を行う。文学作品を読み解く力、分析する力を向上させるとともに、近現代文学の基本的な研究方法を身につけることを目標とする。 ・赤神諒『空貝』の分析を通して、大三島の大山祇神社をはじめとする芸予諸島の地域文化にも触れる。 【授業の概要】
・近現代文学における長編の時代小説を取り上げて解説する。
・作品、作家、文芸思潮史的な解説だけでなく、様々な方法論や文学理論などを援用しながら解説を行う。 ・授業の流れは、以下の通り。①第5回目の授業開始までにその作品を読み終える。②授業を受講する。③授業後、感想文もしくは授業中の質問に答えたリアクション・ペーパー(課題作成時間は20分程度、字数は200〜400字程度)を提出する。④翌週の授業の冒頭でいくつかのリアクションペーパーを紹介する。 ・授業資料(レジュメ)には、いくつか質問項目を入れているので、それらの質問について、学生たちからの意見を求める場合がある。その他、学生たちで話し合いをするような時間をとることも工夫してみたい。 ・予習は、作品を事前に繰り返し読んでおくこと。復習は、こまめにノートをとり、それを踏まえて作品を読み返すこと。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス 授業方針の説明(講義)
・事前課題 事前資料を読む(30分) ・事後課題 作品を読み、事前資料に示された問に答える(60分) 第 2回 作家紹介・赤神諒(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 3回 赤神諒『空貝』 書誌的項目(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 4回 赤神諒『空貝』 研究史(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 5回 赤神諒『空貝』 文学史(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 6回 赤神諒『空貝』 典拠論/間テクスト性(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 7回 赤神諒『空貝』 ジェンダー論(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 8回 赤神諒『空貝』 語り(手)(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第 9回 赤神諒『空貝』 時間(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第10回 赤神諒『空貝』 叙法(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第11回 赤神諒『空貝』 脱構築(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第12回 赤神諒『空貝』 受容理論(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第13回 赤神諒『空貝』 交通論(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第14回赤神諒『空貝』 新歴史主義(ニュー・ヒストリシズム)(講義) ・事前課題 授業資料に目を通し、作品を読む(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 第15回 まとめ(講義) ・事前課題 事前に授業資料に目を通す(90分) ・事後課題 リアクションペーパーを書き、作品を読み返す。(90分) 課題への取り組みは第一〆切(授業の翌日)までに提出した学生には加点し、第二〆切(授業直後の最初の日曜日)までに提出した学生にはその回の課題について合格点を与える。 テキスト・参考書
【単行本】赤神諒『空貝—村上水軍の神姫』(講談社 二〇二〇年一月) 1700円
【文庫本】赤神諒『空貝—村上水軍の神姫』(講談社文庫 二〇二二年一月) 946円 ※ 単行本は版元品切れのため、現在は文庫本が入手しやすい。Amazonや古本も可。 授業時間外の学修
土田知則・青柳悦子・伊藤直哉『現代文学理論 テクスト・読み・世界』(新曜社 一九九六年一一月)
その他は、適宜紹介する。 成績評価の方法と基準
授業への取組75%、学期末レポート25%で評価する。
備 考
・対面・オンラインにかかわらず、teamsとポータルサイトを使用する。
・オンライン授業は、teamsの「〇〇年度後期日本文学講読5」チームを使用し、リアルタイムで授業を行う。授業用資料(レジュメ)、授業音声はチーム内のフォルダにアップロードする。 ・課題は、ポータルサイトの日本文学講読5の「課題提出」欄に提出すること。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
|