シラバス情報

授業科目名
民法
開講年次
2年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-201L
担当教員名
王 佳子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
経済情報学部の共通専門科目に区分されます。
経営コースにとっては、選択必修科目、経済コースや情報コースにとっては、選択科目となります。
この授業の基礎となる科目
民法入門
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の到達目標
 民法の物権法・債権法上の基本的な概念を理解し、日常生活の中で、「一私人」として、どのような物権・債権を主張することができ、どのような義務を負うのかといった点に関して、知見を広めること。

授業のテーマ
 民法の物権法・債権法上の考え方を身につけること
 
【授業の概要】
 この授業は、三つの部分から構成されます。
 第一部では、物権法と債権法の全体像を確認します。
 第二部では、物権法を取り上げ、とりわけ、動産に関して物権が変動する場合の対抗要件としての登記、動産に関して物権を譲渡する場合の対抗要件としての引渡し、他人の物を使って収益し、自分の物を担保として利用する場合における当事者間の権利義務関係などについて識見を深めます。
 第三部では、債権法を取り上げ、典型的な契約の種類、契約の成立、契約当事者間の権利義務、一方の当事者が自分の債権債務を譲渡する場合の取扱い、一方の当事者が不利益を受けた場合の救済方法、契約の解除等について知見を広げます。
【授業計画と授業の方法】
第1回(講義) 物権法と債権法の概説(予習:民法175条〜724条の2(見出しのみ) 30分)(復習:レジュメ 30分)
第2回(講義) 物権変動(予習:『ケースではじめる民法』95頁〜118頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第3回(講義) 所有権(予習:『ケースではじめる民法』45頁〜54頁、119頁〜130頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第4回(講義) 担保物権(法定担保物権)(予習:『ケースではじめる民法』131頁〜142頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第5回(講義) 担保物権(約定担保物権)(予習:『ケースではじめる民法』131頁〜154頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第6回(講義) 非典型担保(予習:『ケースではじめる民法』155頁〜163頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第7回(講義) 契約の締結(予習:民法521条〜548条の4 30分)(復習:レジュメ 30分)
第8回(講義) 債務不履行(予習:『ケースではじめる民法』164頁〜179頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第9回(講義) 債権者代位権、詐害行為取消権(予習:『ケースではじめる民法』180頁〜202頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第10回(講義) 保証債務(予習:『ケースではじめる民法』203頁〜213頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第11回(講義) 債権譲渡(予習:『ケースではじめる民法』214頁〜223頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第12回(講義) 手付・契約不適合責任(予習:『ケースではじめる民法』263頁〜278頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第13回(講義) 賃貸借、請負(予習:『ケースではじめる民法』253頁〜262頁、279頁〜304頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第14回(講義) 不法行為(予習:『ケースではじめる民法』305頁〜316頁 30分)(復習:レジュメ 30分)
第15回(講義) 総括(予習:よく理解できなかった部分の整理 30分)(復習:各自のノート 30分)
テキスト・参考書
授業時間外の学修
山野目章夫ほか『ケースではじめる民法[第2版]』弘文堂(2011)。近江幸治『民法講義II 物権法〔第4版〕』成文堂(2020)。近江幸治『民法講義III 担保物権〔第3版〕』成文堂(2020)。近江幸治『民法講義IV 債権総論〔第4版〕』成文堂(2020)。近江幸治『民法講義V 契約法〔第3版〕』成文堂(2006)。近江幸治『民法講義VI 事務管理・不当利得・不法行為〔第3版〕』成文堂(2018)。     
成績評価の方法と基準
課題提出40%、期末テスト60%
備  考
授業を対面で実施していくのか、またはオンラインで実施しているのかについては、大学の活動制限レベルによって変わることが予想されます。

オンライン授業を実施する場合に、Teamsを使います。
また、オンライン授業を実施する場合に、最後の15分を質疑応答の時間とします。授業内容について質問がある方は、Teamsのチャット機能を通じて提示してください。

なお、授業実施形態にかかわらず、Teams上のチャットで随時質問を受け付けます。気軽にご連絡ください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容