教員名 : 名倉 周平
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授業科目名
ドイツ語2
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-FL-112L
担当教員名
名倉 周平
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ドイツ語1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
前期ではドイツ語の発音と言語では重要な品詞となる動詞・名詞・冠詞を中心に学んできました。後期では前期で学んだ内容を踏まえてさらに深い内容を学んでいきます。授業のテーマと到達目標は以下の通りです。
授業のテーマ:前期の内容を発展させた文法事項を学び、その習熟を目指す。 授業の到達目標:ドイツ語の過去形や現在完了の用法を理解する。 :ドイツ語特有の動詞や語順を理解する。 :少しまとまったドイツ語の文を読むことができ、日常的な言い回しを表現できるようになる。 :ドイツ語技能検定の4級が合格できる程度のドイツ語力を得る。 【授業の概要】
後期では、前期で学んだ内容をもとにさらに発展した内容を学んできます。前期では主に現在形を用いた表現を中心に行ってきましたが、後期ではドイツ語の独特な形をした動詞や、過去形・現在完了などの異なる時制の表現も登場します。さらに英語でもお馴染みの、関係詞や受動態なども登場してきます。また秋から冬にかけてはドイツでは色々な行事ごとが多い季節になりますので、前期に引き続き文法の学習の合間にドイツの生活にも触れてきます。内容は、ドイツの大都市ミュンヘンやそこでのお祭り、ドイツでの年末年始の過ごし方、ドイツの教育システムなどです。
また、前期に引き続き授業の導入として短めの動画(10分程度)を授業前に配信する予定です。視聴は任意ですが、授業前に見てもらうと多少内容を理解するうえで助けになるかと思います。後で試験前などに活用してもらっても構いません。 【授業計画と授業の方法】
第1回:オリエンテーション・前期の復習
第1回目の授業は前期で学習してきた動詞の現在人称変化、名詞と冠詞の格変化などの復習を行います。(講義、 課題、フィードバック) 第2回:分離動詞と非分離動詞 第2回目の授業はドイツ語の独特な動詞である分離動詞と非分離動詞の解説を行います。少々奇妙な動きををし ますので注意して見てください!また、ドイツの大都市のひとつであるミュンヘンの街を紹介します。(講義、 課題、フィードバック) 第3回:再帰代名詞と再帰動詞 第3回目の授業は再帰用法について学んでいきます。再帰代名詞はあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、 英語でもすでに登場している用法です。~selfと言えば、「あ!」と思われるかもしれません。また、後半では ドイツのオクトーバーフェスト(最近では日本でも開かれるようになってきているお祭りです)について紹介して いきます。(講義、課題、フィードバック) 第4回:形容詞の格変化(1) 第4回目の授業では形容詞の解説をしていきます。補語として用いられる形容詞は特に問題はないのですが、名 詞を修飾する形容詞にはいろいろな変化があります。その変化とはいったいどのようなものなのでしょうか? (講義、課題、フィードバック) 第5回:形容詞の格変化(2) 第5回目の授業では前回に引き続き形容詞の格変化の解説をしていきます。格変化の形がかなり多いので、前後2 回続いての解説となります。また、ドイツでのサッカー事情についての解説も行う予定です。(講義、課題、フ ィードバック) 第6回:動詞の3基本形 第6回目の授業ではいよいよ現在形以外の時制が登場します。英語と同様に動詞には過去形、過去分詞形があり ます。今日はその変化の形のみに絞って話を進めていきます。(講義、課題、フィードバック) 第7回:過去形 第7回目の授業では前回解説した過去形の練習を行いながら、短い物語文を一緒に読んでいきます。(講義、課 題、フィードバック) 第8回:現在完了 第8回目の授業では過去形と現在完了形の違いに気を付けながら、実際に現在完了形の作り方や用い方について 学んでいきます。(講義、課題、フィードバック) 第9回:関係代名詞 第9回目の授業では関係代名詞について学んでいきます。英語でも出てくる関係代名詞ですが、基本的な考え方 はドイツ語も同じです。英語との違いに注目しながら話を進めていきます。また、ドイツの買い物事情やごみの 分別方法などについても触れる予定です。(講義、課題、フィードバック) 第10回:形容詞・副詞の比較級と最上級 第10回目の授業では比較級と最上級の解説を行います。第4回と第5回の授業で登場した形容詞の格変化を思い 出しながら話を進めていきます。(講義、課題、フィードバック) 第11回:zu不定詞 第11回目の授業ではzu不定詞の解説を行います。zuは英語のtoに当たります。つまり英語のto不定詞と同じ用法 というわけです。ですので、基本的な考え方は同じとなります。ただ副詞的用法は英語よりもドイツ語の方が簡 単かも?!しれません。また、ドイツやヨーロッパのクリスマスや年末年始の話も行う予定です。(講義、課 題、フィードバック) 第12回:受動態(1) 第12回目の授業では受動態の内容に入っていきます。少々内容が多いので第13回授業と合わせて、前後2回続き の解説となります。今日は動作受動を中心に話を進めていきます。(講義、課題、フィードバック) 第13回:受動態(2) 第13回目の授業は前回に続き受動態の解説となります。今日は状態受動を中心に話を進めていきます。また、 ドイツの高速道路、アウトバーンとはどのようなものかを見ていきましょう。(講義、課題、フィードバック) 第14回:接続法 第14回目の授業では接続法の解説を行います。接続法という名前はあまり聞き慣れない表現かもしれません。 みなさんが知っている表現で言うと、間接話法や仮定法となります。ドイツ語の間接話法や仮定法とはどのよう な用法かを解説していきます。(講義、課題、フィードバック) 第15回:これまでのまとめと復習 今年度最後の授業となります。前回の接続法の補足をしながら、後期で学んだことの内容をおさらいしていきま す。また、ドイツの教育システムについても触れる予定です。(講義、課題、フィードバック) 各回ともに予習・復習、また提出課題を含めて1時間程度の時間が必要となると考えてください。提出課題がある場合は期限までに提出をお願いします。また、課題を不定期で小テストに変更する場合があります。変更する場合は事前に告知しますので、対策を行うようにしてください。 テキスト・参考書
春日正男、松澤淳 『わかるぞドイツ語!みえるぞドイツ! WEB改訂版』、朝日出版社、2022年、ISBN 978-4-255-25451-7
授業時間外の学修
必要な場合は授業中に指示します。
成績評価の方法と基準
試験:55%程度、課題:30%程度、授業への参加・取り組み:15%程度で総合して判定します。
備 考
①前期と同様にできる限り発音の練習を心掛けてください。発音は言語を学ぶための最も大切な要素です。
②前期と同様に対面授業前に必要に応じて、授業の導入用の動画を配信する予定です。 ③提出課題および小テストはフィードバックを行います。 ④万が一オンライン授業へ変更をしなければならない状況になったときには、オンデマンド方式による授業を行う予定にしています。zoomやyoutube等による講義動画を配信すると同時に文書・写真による解説などをポータルサイトにアップしながら授業を進めていきます。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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