シラバス情報

授業科目名
文化社会学
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-144L
担当教員名
阿部 純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
社会学は「常識的なものの見方」を相対化し、現実の背後にある事象を解明する学問である。この講義では、「カメラ」「テレビと動画」「インターネット」「音楽」「ファッション」「マンガ」「ゲーム」「夏フェス」「書店」など、生活に身近な現代文化を取り上げ、フィールドワークや文献調査を踏まえた考察を深めることによって、文化社会学の基礎的な思考法を身につけ、自身の言葉で記述できるようになることを目標とする。
【授業の概要】
本講義では「社会学」という学問分野の大まかな見取り図について、主に文化社会学で扱われるトピック(都市・消費社会論)を扱いながら解説する。各回のテーマに沿って、社会学理論を概説するとともに、その事象に関係する映像鑑賞・分析なども積極的に取り入れていく。ディスカッションやグループワークの形式を多用しながら進めていくので、受講生には授業への積極的な参加が求められる。
【授業計画と授業の方法】
第1回 「文化」とは何か —文化社会学の視座
事前学修:教科書の冒頭部分を読んでくる(30分)

第2回 90年代と「いま」を比較する
事前学修:第1回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「カメラ」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第3回 「メディア」の文化 —カメラ
事前学修:第2回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「テレビと動画」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第4回 「メディア」の文化 —テレビと動画
事前学修:第3回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「インターネット」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第5回 「メディア」の文化 —インターネット
事前学修:第4回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「音楽」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第6回 「趣味」の文化—音楽
事前学修:第5回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「ファッション」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第7回 「趣味」の文化 —ファッション
事前学修:第6回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「マンガ」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第8回 「趣味」の文化 —マンガ
事前学修:第7回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「夏フェス」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第9回 「現場」の文化—夏フェス
事前学修:第8回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:教科書の「書店」の回を読み、関連する事例について考える(30分)

第10回 「現場」の文化 —書店
事前学修:第9回の授業内容を復習する(15分)
事後学修:これまでの授業内容を振り返り、自身の期末課題のテーマを考える(30分)

※第11回以降は、グループワークが主となります。

第11回 事例分析1—テーマの選定、インタビュー調査
事前学修:期末課題のテーマ候補を考える(15分)
事後学修:期末課題のテーマに関する事例を探す(30分)

第12回 事例分析2 —文献調査
事前学修:期末課題のテーマ事例を集めてくる(15分)
事後学修:期末課題のテーマに関する文献を探し、内容をまとめる(30分)

第13回 事例分析3 —発表準備
事前学修:期末課題の発表に向けた準備をする(15分)
事後学修:期末課題の発表練習をする(30分)

第14回 事例分析4 —プレゼンテーション(前半)
事前学修:期末課題の発表データの最終確認をする(15分)
事後学修:他の人のプレゼンから考えたことをまとめる(30分)

第15回 事例分析5 —プレゼンテーション(後半)
事前学修:第14回の発表内容の振り返りをする(15分)
事後学修:他の人の発表と自身の発表とを比較し、言語化する(30分)
テキスト・参考書
高野光平・加島卓・飯田豊編著『現代文化への社会学 —90年代と「いま」を比較する』(北樹出版、2018年)
授業時間外の学修
近森高明・工藤保則編『無印都市の社会学 —どこにでもある日常空間をフィールドワークする』(法律文化社、2013年)、井上俊・長谷正人編『文化社会学入門 —テーマとツール』(ミネルヴァ書房、2010年)ほか、随時紹介する。
成績評価の方法と基準
授業内の小レポート(20)、グループワーク+発表(40)、試験(40)
備  考
・初回の講義までにテキストの1章を読んでおくこと。
・オンライン授業時には、Teamsを用いたリアルタイム講義とします。お知らせ事項は、ポータルサイトから連絡します。

科目コード:G-社-1-44-L
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容