教員名 : 村上 亮
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授業科目名
世界歴史の流れ
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-111L
担当教員名
村上 亮
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
日本にも大きな影響を与えている欧米事情という切り口から、第二次大戦以後の国際政治のあらましを習得すること、ならびに現代社会が孕む問題に自分なりの疑問を持つとともに、授業内容をふまえつつ「正しく」認識できるようになることを目指す。
【授業の概要】
冷戦後、ギリシアの財政危機に端を発するヨーロッパをめぐる危機は、ブレグジットや難民問題とあいまって、ヨーロッパ統合を動揺させた。さらに新型コロナ禍はその混乱に拍車をかけているといえる。またアメリカは、自国第一主義をかかげるトランプ大統領は去ったものの、彼によって生み出された分断の傷跡は癒えていない。このような先の見えない国際情勢の原因はどこにあるのか?近ごろマスメディアでよく目にする「ポピュリズム」とは具体的にどのようなものなのか?極右政党が台頭する背景にはどのような要因が伏在しているのだろうか?
本講義では冷戦ならびにそれ以降の歴史を、映像資料をまじえながら、できるだけわかりやすくたどっていきたい。可能なかぎり一方的な講義形式ではなく、受講者の声を活かすことにより双方向的な授業を展開したいと考えている。 【授業計画と授業の方法】
第1回 第二次世界大戦後の世界:はじめにかえて(講義、課題、フィードバック)
事前学習:新聞やニュースなどを通じて現代政治の問題に注意しておくこと。 第2回 ソヴィエト連邦:社会主義とは何か(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第3回 ヨーロッパ統合のはじまり(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第4回 ベルリンの壁の建設:イデオロギーによる都市の分断(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第5回 プラハの春(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第6回 冷戦の終結へ:社会主義体制の限界(講義、課題、フィードバック) 事前学習:デフォー『ペスト』に関する資料を通読しておく。 第7回 転換点としての1989年(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第8回 ヨーロッパ連合(EU)の動揺:ギリシア通貨危機(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第9回 ヨーロッパにおける難民問題①:難民とは何か?(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第10回 ヨーロッパにおける難民問題②:建前と本音の矛盾(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第11回 ブレグジットの衝撃(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する新聞記事を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第12回 ポピュリズムとは何か?(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第13回 アメリカ政治を考える①:大統領の権限(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する資料を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第14回 アメリカ政治を考える②:トランプ当選の背景(講義、課題、フィードバック) 事前学習:次回の内容に関する新聞記事を通読し、不明な点をあらかじめ整理しておく。 第15回 欧米世界の今後:おわりにかえて(講義、課題、フィードバック) 事前学習:講義全体の内容を振り返り、重要な箇所をおさえておくこと。 なお各回の授業に関する事前、事後学習については1時間程度を必要とする。小レポートなどを課した場合には、期日までの提出をお願いします。 テキスト・参考書
毎回レジュメを配布します。必要に応じてパワーポイント資料もポータルサイトより提供します。
授業時間外の学修
授業中に指示します。関心のある文献については、自ら手にとってもらうことを望みます。
成績評価の方法と基準
授業コメント(10%)、小レポート(20%)、定期試験(70%)から総合的に判断します。試験は基本的に「持ち込み可」とし、年号や人名を問う問題は出さない予定です。ただし新型コロナ禍の状況によっては定期試験をレポートに代えることもあります。
備 考
オンライン授業の場合には、レジュメとパワーポイント資料、解説動画(ZOOM)を配信するオンデマンド形式で行います。授業コメントを用いたフィードバックを行うとともに、小レポートと期末レポートを中心に評価をおこなう。授業内容に関連する質問を歓迎します。
科目コード:G-社-1-11-L 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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