シラバス情報

授業科目名
人生の哲学
開講年次
1年
開講年度学期
2022年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-HU-101L
担当教員名
松井 富美男
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
生命倫理
【授業の目的と到達目標】
規範、正義、責任、価値、愛などの諸概念を学ぶことで現代の諸問題に対処する倫理的思考力を養う。
【授業の概要】
「よく生きる」ためには主観的な満足感だけでなく、客観的な「よさ」も知る必要がある。この「よさ」は私たちの行動規範となり、義務や正義などの根拠となる。日頃私たちは、自分が「よい」と信じているものの根拠を人から問われたり、みずから問うたりはしないであろう。哲学をするということは、この「なぜ?」に目覚めることであり、「よく生きる」ために不可欠である。講義では倫理的な基本概念を提示しながらその根拠を明らかにする。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 哲学の成立−ガイダンスをかねて・・・講義
第 2回 哲学的なものの見方・・・講義
第 3回 よい生き方の探求・・・講義
第 4回 倫理と言語・・・講義
第 5回 習俗から倫理学へ・・・講義
第 6回 規範倫理学のタイプ−動機主義と帰結主義・・・講義
第 7回 義務倫理学(1)−定言命法・・・講義   
第 8回 義務倫理学(2)−自律と帰責・・・講義
第 9回 古典的功利主義−ベンタムとJ.S.ミル・・・講義
第10回 現代功利主義−行為功利主義と規則功利主義・・・講義 
第11回 正義論の系譜・・・講義
第12回 公正的正義・・・講義
第13回 価値倫理学・・・講義  
第14回 価値錯誤とルサンチマン・・・講義     
第15回 愛−アガペー・エロース・フィリア・・・講義 
第16回 試験
テキスト・参考書
教科書は使用しない。PPTの授業資料を配布する。
授業時間外の学修
松井富美男『カント倫理学の研究』渓水社
小倉貞秀『倫理学叙説』以文社
成績評価の方法と基準
授業感想文と試験による総合評価
備  考
オンライン授業時の使用ツール:事前に資料をポータルサイトに配信し、teamsを用いたリアルタイム授業をおこなう。授業後コメントの提出。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容