研究演習１

2021年度前期

週間授業

西村　剛

2単位

「経営学の方法と歴史」をテーマとする。
　まず経営学の方法、すなわち経営学方法論について考察する。経営学方法論の意義、方法論と学問内容、経営学方法論の諸論点などについて検討していく。さらに経営学という学問の性格、経営学の分類や体系、経営学と経済学の関係についても広義に検討していく。
　また他方で経営学の歴史、つまり経営学史についても究明する。経営学史研究の意義、経営学史の存在理由、経営学史の位置づけ、さらには経営学史の学問的性格、研究対象、経営学史研究の方法などについても考究する。
　かつて増地庸治郎が今日の我が経営経済学は「骨をドイツから取り、肉をアメリカに求めて、その地盤の上に漸次研究を重ねてきた」と表現されたように経営学はドイツやアメリカなどから影響を強く受けている。そのためドイツの経営経済学、アメリカの経営学などの成果、すなわち先学者が歩んできた足跡を辿りながら新たな経営学の構築を試みたい。　

ドイツ語文献を使用することがあります。