シラバス情報

授業科目名
租税論特論
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
前田 謙二
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校専修免許 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 
この授業の基礎となる科目
研究演習2(同時履修)
次に履修が望まれる科目
研究指導(論文指導)1、研究指導(論文指導)2
【授業の到達目標及びテーマ】
租税法の全体を理論的に概括する中で、重要な論点について詳しく検討します。このような検討において現在未解決・未整理な問題点を抽出し、自分の研究テーマを絞り込むことを目指します。
【授業の概要】
学生の興味のある分野を中心に各税法の中で重要と思われる論点に関して、論文も含めて検討していきます。論文の読み方などにも慣れ、自分で論文等も探す練習もしたいと思います。テキストに基づき租税法全体を体系的に把握するとともに、租税法の重要論点に関して、各自が項目を決めレジメの発表及び討論形式で進めていきます。なお、学生の興味に応じて、講義内容を変更することがあります。
【授業計画】                 講    義    内    容
第 1回 租税法の基礎理論の重要論点(租税法律主義と租税公平主義)
第 2回 租税法の基礎理論の重要論点(憲法との論点など)
第 3回 所得税法の重要論点(所得概念など)
第 4回 所得税法の重要論点(所得税の計算方法など)
第 5回 法人税法の重要論点(22条を中心に)
第 6回 法人税法の重要論点(寄附金課税など)
第 7回 法人税法の重要論点(組織再編税制など)
第 8回 相続税法の重要論点(遺産税課税方式と遺産取得税課税方式)
第 9回 相続税法の重要論点(財産評価など)
第10回 消費税法の重要論点(仕入税額控除)
第11回 消費税法の重要論点(複数税率など)
第12回 国際租税法の重要論点(PE・移転価格税制)
第13回 国際租税法の重要論点(タックス・ヘイブン税制など)
第14回 国際租税法の重要論点(BEPSなど)
第15回 租税手続法の重要論点
テキスト
佐藤英明『スタンダード所得税法(第2版補正2版)』(弘文堂、2020)
渡辺徹也『スタンダード法人税法(第2版)』(弘文堂、2019)
中里実ほか『租税法判例六法(第4版)』(有斐閣、2019)
参考書・参考資料等
金子宏『租税法(第23版)』(弘文堂、2019)
谷口勢津夫『税法基本講義(第6版)』(弘文堂、2018)
増井良啓・宮崎祐子『国際租税法(第4版)』(東京大学出版会、2019)など
学生に対する評価
各テーマにおけるレジメの作成、発表、討論の内容等を総合的に評価します。
備  考
選択した研究テーマに主体的に取り組んでください。