シラバス情報

授業科目名
地方財政特論
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
金田 陸幸
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
地方財政に関する制度と理論を理解することで、日本の地方財政が直面している課題や対策について考察、議論できるようになる。 
【授業の概要】
本講座では地方財政制度を対象に、その経済学的な分析について解説する。
地方財政論では政府の果たす役割(財政の3機能)について「国と地方の役割分担」をどのように整理するかが一つの大きなテーマである。また、それに関連して歳出面では地方自治体が担うべき政策、歳入面では地方自治体に賦与されるべき税源や、目的に応じた補助金のあり方などについて扱う。本講座はこうした論点について(経済学的な分析の特徴である)効率性の視点を踏まえつつ考察する。また講義のほか、地方財政に関する文献を用いた輪読も行う。
【授業計画】                 講    義    内    容
1. 地方財政制度概論
2. 機能配分論
3. 地方公共財理論
4. 地方税
5. 政府間財政移転
6. 地方債
テキスト
教科書: 特に指定しない。
参考書: 佐藤 主光 『地方財政論入門』、新世社、2009年
      
参考書・参考資料等
学生に対する評価
期末試験の結果によって評価する。
備  考
ミクロ経済学やマクロ経済学に関する基礎的な知識が求められる。