シラバス情報

授業科目名
財政学特論
開講年次
1年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
金田 陸幸
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校専修免許 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の到達目標及びテーマ】
 本講義では、日本の税制と社会保障制度の現状と課題をとりあげることで、日本財政の課題に取り組むための準備として、財政の基礎理論を身につけることを目標とする。
【授業の概要】
 財政が果たす役割は大きく、租税の徴収および公債の発行による財源調達、ならびに公共財の供給を通じて、我々の生活に密接に関係している。経済学の分野において、財政学の役割は、政府の経済活動が広く社会に及ぼす影響を明らかにし、より望ましい財政の姿を経済学のアプローチを用いて考察することである。本講義では、日本の財政の歳入、歳出の双方に焦点を当て、それぞれの制度や機能について解説を行う。 
【授業計画】                 講    義    内    容
第1回  市場の機能
第2回  市場の失敗
第3回  政府の役割
第4回  公共財
第5回  外部性
第6回  所得再分配
第7回  日本の租税構造
第8回  課税における3原則
第9回  所得税の経済効果
第10回 消費税の経済効果
第11回  資産に対する課税
第12回  政府支出と社会保障
第13回  公的年金
第14回  医療・介護
第15回  育児・教育
テキスト
教科書: 特に指定しない。
参考書・参考資料等
学生に対する評価
期末試験の結果によって評価する。
備  考
ミクロ経済学、マクロ経済学と数学に関する知識が必要です。