シラバス情報

授業科目名
芸術文化論
開講年次
2年
開講年度学期
2021年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-IC-201L/A-IC-201L
担当教員名
深谷 訓子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
通史としての基本的な知識を身につける西洋美術史1・2の次に位置づけられ、さらに進んだ専門性と応用的な考察を含んだ科目です。芸術文化を対象とする特定のトピックを設定し、より深くその問題について掘り下げていきます。美術が話題の中心にはなりますが、文学、音楽など、隣接する芸術領域との関連性も踏まえながら授業を進めます。
この授業の基礎となる科目
西洋美術史1・2
次に履修が望まれる科目
比較芸術論ほか
【授業の目的と到達目標】
ヴェネツィア派の代表的な作家と主要な作品を知って、その特徴を理解することが第一の目的です。そのうえで、具体的な作品や資料の検討を通じて、ヴェネツィア派と関連する美術史的に重要なトピックの幾つかについても知り、自分なりの考えを表明できるようになることも目指してもらいたいと思っています。さらに作品を造形面、図像内容面から総合的・分析的に見る作業を通じて、主体的に作品にアプローチできるようになることも目指します。
【授業の概要】
テーマ:ヴェネツィア絵画
盛期ルネサンスの中心地のひとつヴェネツィアの絵画について、その風土、都市の性格との関連性なども踏まえ、代表的な作家の作品を概観しつつ学びます。それに伴って、文学との関連性やパラゴーネ、ヴィラ文化などとの関係など、個別のトピックにも踏み込んでいきます。最終的には、西洋美術史における15、16世紀ヴェネツィア絵画の意義を考察していきます。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 イントロダクション 
第 2回 ベッリーニ(1)
第 3回 ベッリーニ(2)
第 4回 ジョルジョーネ(1)
第 5回 ジョルジョーネ(2)テクスト
第 6回 ティツィアーノ(1)
第 7回 ティツィアーノ(2)
第 8回 ティツィアーノ(3)
第 9回 ティツィアーノ(4)テクスト
第10回 ヴェロネーゼ
第11回 ティントレット(1)
第12回 ティントレット(2)
第13回 その他のヴェネツィア派の画家たち
第14回 北方の画家たちとヴェネツィア派
第15回 総括 ヴェネツィア派の美術史的意義
テキスト・参考書
教材は全てオンラインで提供します。
授業時間外の学修
授業中に適宜指示します。
成績評価の方法と基準
授業ごとの小課題(60%)と最終レポート(40%)
備  考
本授業の理解のために、西洋美術史の通史をひとわたり復習しておくことをお薦めします。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容